お風呂場をキレイに保つポイント:実は換気扇不要

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お風呂場をキレイに保つのって大変じゃないですか?
夏場だと特に…直ぐにピンクカビ(ロドトルラ)が出てくるし。
ご家庭によってはカビ対策で「くん煙剤」を使用するなど対策をされていると思います。
我が家ではくん煙など使用することなく、ピンクカビについては掃除をすることなく1ヶ月以上発生しないを実現できています。
お風呂場のカビと戦いたくない方は参考にしてみてください。

この記事のポイント

  • お風呂のカビと無縁になれる
  • ピンクカビ(ロドトルラ)の発生も抑えられる
  • 床・壁のこすり洗は月1回程度でOK
  • 冬はご自宅の乾燥対策としても使える
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目次

カビが増殖する条件

カビはどのような条件で増殖するのかを知っておくと有利にことを運ぶことができます。

カビが増殖する条件

  1. 温度
    5〜45℃で増殖する。
    20℃を超えると急激に活発になり、28℃前後がもっとも盛んになる。
  2. 湿度
    湿度60%以上で増殖する。
    80%を超えると猛烈な勢いで増殖する。
    水滴があればなお有利に増殖する。

    水気をいかに取り除くかがポイント。
  3. 栄養分
    シャンプー、リンスなどの石鹸カスや皮脂やホコリを栄養源に増殖する。
  4. 空気(酸素)
    酸素がなければ増殖不可能。

4.の酸素をなくすのは困難ですが、1〜3の条件を崩すことは可能ですね。

お風呂上がりのルーティン

カビの増殖条件を崩すためにお風呂上がりにどのような対策を実践されているでしょうか?

・換気扇をつけて扉を閉めきる?
・換気扇をつけて扉を開ける?

我が家の場合はどちらでもありません。
と言うのも換気扇を使用しておりません。

これで本当にカビと無縁になれるのでしょうか?
ポイントはお風呂上がりのルーティンにあります。
冬と夏で異なりますので、それぞれを確認していきましょう。

冬のルーティン

STEP
シャワーで石鹸カスなどを洗い流す

これはどなたでも行っていると思いますが、石鹸カスや皮脂がカビの栄養源になるので洗い流しましょう。

水?お湯?…我が家の場合はお湯で洗い流しています。
カビの増殖条件の1つに温度があるので、水で行った方が良いかもしれません。
しかし、汚れを洗い流す効果としてはお湯の方が有利です。
更に「乾かす=気化させる」に対してもお湯の方が有利なので、我が家はお湯で行っています。

STEP
スキージーで水分を取り除く

我が家の場合は壁のみスキージーで水分を取り除いています。
床に関しては、TOTOのほっカラリ床にお任せです。
ここまでは行っている方が多いと思います。

体を拭いた後のバスタオルで拭き上げる方もいらっしゃるようですが、我が家はそこまでやれない…
(毎日続けられることがポイント)

おすすめのスキージーはmarnaの商品になります。
本体が無垢なので水の溜まる部分がなく、浴室での保管でも問題ありません。
(以前使用していた商品は持ち手の部分が筒状で、水が溜まってしまった…)

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STEP
扉を全開(換気扇は使用しない)+サーキュレーター

普通のご家庭はここで換気扇を回す(またははじめから回しておく)と思いますが、我が家は換気扇を使用しておりません。
代わりに、浴室、脱衣室の扉を全開にして、浴室に向かってサーキュレーターで送風します。

冬場の換気扇を回さない理由としては、屋内の加湿です。
高気密高断熱住宅の場合、どうしても冬場は乾燥しやすいので浴室の湿気を屋内に放出することで乾燥防止に繋がります。

✔サーキュレーターは4時間を目安に回しています。

・1時間あたりの電気代:19W/1000×27円=0.5円
・4時間使用した際の電気代:0.5円×4h=2円
※1kWh:27円で計算した場合

✔脱衣室の扉も全開にしておきます。

風呂 カビ対策 加湿 乾燥対策

我が家で使用しているサーキュレーターはドウシシャのFCX-180Dです。
DCモーターで消費電力も少なく、羽部分は分解できるのでお掃除も楽です。

ドウシシャ サーキュレーター FCX-180D

夏のルーティン

STEP
シャワーで石鹸カスなどを洗い流す(冬と同じ)

これはどなたでも行っていると思いますが、石鹸カスや皮脂がカビの栄養源になるので洗い流しましょう。

水?お湯?…我が家の場合はお湯で洗い流しています。
カビの増殖条件の1つに温度があるので、水で行った方が良いかもしれません。
しかし、汚れを洗い流す効果としてはお湯の方が有利です。
更に「乾かす=気化させる」に対してもお湯の方が有利なので、我が家はお湯で行っています。

STEP
スキージーで水分を取り除く(冬と同じ)

我が家の場合は壁のみスキージーで水分を取り除いています。
床に関しては、TOTOのほっカラリ床にお任せです。
ここまでは行っている方が多いと思います。

体を拭いた後のバスタオルで拭き上げる方もいらっしゃるようですが、我が家はそこまでやれない…
(毎日続けられることがポイント)

STEP
扉を全開(換気扇は使用しない)+サーキュレーター+除湿機

普通のご家庭はここで換気扇を回す(またははじめから回しておく)と思いますが、我が家は換気扇を使用しておりません。
代わりに、浴室の扉を全開にして、浴室に向かってサーキュレーターで送風します。
冬と異なって脱衣室の扉は閉めておきます(屋内に余分な湿気の流出を防ぐため)。

夏場の換気扇を回さない理由としては、エネルギーロスを抑えたいためです。
換気=捨てるなので、浴室の湿気を捨てると同時に冷房で冷やされた空気も捨ててしまう。
※我が家の場合、第一種換気システムの澄家(全越交換型換気)を採用しているため、単純な排気によるロスを防ぎたいという考え方です。

✔サーキュレーターは4時間を目安に回しています。

・1時間あたりの電気代:19W/1000×27円=0.5円
・4時間使用した際の電気代:0.5円×4h=2円
※1kWh:27円で計算した場合

✔除湿機は1時間を目安に回しています。

1時間あたりの電気代:325W/1000×27円=8.8円
※1kWh:27円で計算した場合

脱衣室の扉は閉じておきます。
✔風呂上がり後直ぐに行うのがポイントです。

風呂 カビ対策 除湿

我が家の脱衣室用の除湿機は三菱電機のMJ-M120を使用しています。
パワフルなので1時間の運転でも効果が十分得られています。

除湿機 MITSUBISHI(三菱電機)MJ-M120
STEP
脱衣室の扉を全開にする

除湿機でおおよその湿気を取り除けたら(約40分後)、脱衣室の扉を全開にします。

ルーティンの効果

特にカビの発生しやすい梅雨・夏場の効果が気になります。
温湿度計(SwithBot)で得られたデータを分析してみました。

下記グラグは2022年7月28日の脱衣室の温度・相対湿度を示したものです。

脱衣室 浴室 除湿 夏 カビ対策

除湿機の使用時間は1時間ですが、ピンポイントに効かせることができています。
約1時間15分後には相対湿度60%を下回ることができています。

この状態でサーキュレーターを4時間稼働させることで、床面に残った水滴も乾くので、ピンクカビ・カビの増殖を防ぐことができます。

水滴が溜まりにくいお風呂にしておくことがポイントですね。

換気扇不使用の恩恵

換気扇を使用していないですが、湿気は入っていく?のでカビていたら…と思いましたが、内部はきれいな状態です。
おそらく、使用したり/使用しなかったりを繰り返していると、カビが発生していたかもしれませんね。
換気扇て意外とお掃除が大変なので、汚れないことは素晴らしいですね。
同時に屋外の排気口廻りも汚れていません。
(排気口の廻りが黒く汚れているお宅をよく見かけます)

換気扇内部 1年後 汚れ

建築時に換気扇を無しにしようか悩みましたが、今でははっきりと無しにすれば良かったと思います。。。

まとめ

お風呂場をキレイに保つポイントは湿気対策をしっかり行うことです。
我が家の場合、換気扇を使わないことでの複数のメリットを得つつ、カビ「ゼロ」を実現できています。

カビが増殖する条件

  1. 温度
    5〜45℃で増殖する。
    20℃を超えると急激に活発になり、28℃前後がもっとも盛んになる。
  2. 湿度
    湿度60%以上で増殖する。
    80%を超えると猛烈な勢いで増殖する。
    水滴があればなお有利に増殖する。

    水気をいかに取り除くかがポイント。
  3. 栄養分
    シャンプー、リンスなどの石鹸カスや皮脂やホコリを栄養源に増殖する。
  4. 空気(酸素)
    酸素がなければ増殖不可能。

この条件をできるだけ壊すことでカビの増殖を抑制することができます。

冬のルーティン

  1. シャワーで石鹸カスなどを洗い流す
  2. スキージーで水分を取り除く
  3. 浴室&脱衣室の扉を全開にサーキュレーターで送風
    ・換気扇は使用しない(屋内の加湿に役立てる)
    ・サーキュレーターは4時間を目安に乾き具合を確認

夏のルーティン

  1. シャワーで石鹸カスなどを洗い流す
  2. スキージーで水分を取り除く
  3. 浴室の扉を全開にサーキュレーターで送風+除湿機
    ・換気扇は使用しない(冷房エネルギーを捨てない)
    ・脱衣室の扉は開けない(屋内への湿気流出を防ぐ)
    ・サーキュレーターは4時間を目安に乾き具合を確認
    ・乾燥機は1時間で停止(能力によって異なる)
  4. 脱衣室の扉を全開にする
    30〜40分で浴室、脱衣室の湿度が落ち着くので脱衣室の扉を全開にする
    (乾燥機の能力によって異なる)

換気扇を使用しないことの恩恵

  • 換気扇が汚れないので掃除が不要
  • 排気口廻りの外壁が汚れない

お風呂のカビ掃除から開放されるために毎日のルーティンが大切です。
なるべく楽して綺麗を維持できると思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

風呂 カビ 対策 ルーティン

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この記事を書いた人

星野宅郎のアバター 星野宅郎 お家の情報発信ブロガー

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✔︎30代でお家を建てる
✔︎お家の情報にどハマり!
✔︎情報をまとめてブログで発信

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