エコキュートの設定を見直すと節電になるとよく言われています。
でもどうやって設定するの?
そんなお悩みに我が家を具体例に設定方法をご紹介します。
電力契約によっては日中の電気単価がお安いなんてことも。
そんな場合、日中にわき上げを行いたいですよね♪
今回の事例では春・秋の昼夜逆転設定がポイントです!
少しでも節電のお役に立てたら幸いです。
条件
各ご家庭で使用するエコキュートや電力契約が異なると思うので、当てはまる部分を参考していただけたらと思います。
下記が一つでも当てはまれば参考になる情報だと思います。
- エコキュート
三菱電機製 - 電力会社&契約プラン
オール電化プランや日中に電気単価が安くなるプラン
(我が家:Looopでんきの「スマートタイムプラン」) - ソーラー発電
ソーラー発電未設置
(ソーラー発電に関してはどちらの方も参考になると思います)
エコキュート
三菱電機:Sシリーズ460L(SRT-S465)
電力会社&契約プラン
・電力会社:Looopでんき
・契約プラン:スマートタイムプラン
「Looopでんき」さんの「スマートタイムプラン」とはオール電化向けの料金プランでして、基本料金&解約金は0円です。
特徴的なのは季節・時間に応じて電気料金単価が変化するというところです。
エコキュートなどを使用する夜の電気単価は低く(20.5円/kWh)設定されています。
一方で昼に関しては、冬と夏の電気単価がとてもお高い(37.5円/kWh)です。
最大の特徴は太陽光発電量の多い時期である(3月〜6月)と秋(10月、11月)の6ヶ月間の昼の電気はお安いということです。
でもこの時期ってあまり電気を使わない季節ですよね!
断熱性能の低いお家だと特に夏(7月〜9月)と冬(12月〜2月)に多く電気を使用するので(断熱性能が高くても多くなる季節ですが…)、相性は良くないかもしれません。
逆に、ある程度断熱性能の高いお家との相性は良いと思います。
そんな「Looopでんき」さんが気になる方はこちらからどうぞ。
ソーラー発電
ソーラー発電に関しては、新築時(2019年)は未設置です。
今の所設置予定はなしです。
<ソーラー発電に対する考え方>
新築時は予算の関係もあり、断熱性能や食洗機等を優先しました。
将来的には設置できる準備は行い、今後の情勢(燃料費や炭素税の増加)を見つつ、技術進歩(ソーラー&蓄電池)の状況で設置タイミングを伺う作戦です!
エコキュートの設定…三菱電機:Sシリーズ460L
ここからは具体的な設定のご紹介です。
わき上げモード
わき上げモードは「おまかせ」がおすすめです。
過去2週間の使用湯量を学習して、わかすお湯の量を最適化してくれます。
節電モード
節電モードは「レベル2」がおすすめです。
わき上げモード:おまかせよりも少ないわき上げとすることで、無駄なわき上げを防止できます。
電力契約モード
電力契約モードは「マニュアル」がおすすめです。
マニュアルだと細かく設定する必要があり面倒ではありますが一度設定してしまえば良いので頑張りましょう!
設定が行える項目は下記の7項目です。
おすすめの設定は下記になります。
設定項目 | 設定(夏・冬) | 設定(春・秋) |
---|---|---|
夜間開始 | 22時 | 22時 |
夜間終了 | 6時 | 5時 |
夜間能力 | 能力セーブ1 | 能力セーブ1 |
夜間動作 | パターンL | パターンC |
土日モード | 無効 | 無効 |
ピーク停止開始 | 5時 | 6時 |
ピーク停止終了 | 13時 | 13時 |
上記の設定を下記の手順で設定していきます。
エコキュートの設定:最大のポイント
ここまでは普通のおすすめ設定ですが、最大のポイントはここからです。
やりたいこと
Looopでんきの「スマートタイムプラン」の特徴である、「スマートタイム」を利用してわき上げを行いたいです。
問題点
しかし、問題があります!
元々エコキュートは原発で発電した夜間の余剰電力を使用することを想定して作られました。
そのため、昼間にわき上げを設定することができません。
一部の製品では、ソーラーチャージという機能が備わっています。
これは、わき上げを夜間と昼間で分散する考え方で、お天気の良い日には太陽光で発電した電気(余剰電力)を活用して、わき上げましょうという考え方です。
あくまで、分散という考え方なので、メインのわき上げは夜間になります。
解決策
昼間にわき上げを行うために、エコキュートの設定時間を12時間ずらします。
現在時間が20:00の場合、-12時間した8:00で設定する。
この設定を行うことのメリット・デメリットは下記です。
メリット
-
- Looopでんきの電力単価の安い「スマートタイム」でわき上げることで電気料金が抑えられる
- 気温の高くなる日中にわき上げすることで効率UP
(空気の熱を利用するヒートポンプ方式のため、気温が高い方が効率的) - わき上げてから使用する(主に夜間)までの間隔が短くなるのでタンク内温度が高い状態で使用できる
デメリット
-
- エコキュートの操作パネルに表示される時間が12時間ずれる
我が家の場合は支障なし
- エコキュートの操作パネルに表示される時間が12時間ずれる
効果確認
2022年3月に設定を見直しました。
ビフォー・アフターを確認してみます。
3月5日(設定変更前)と3月10日(設定変更後)の気温と使用電力が近いので比較してみます。
日にち | 電力使用量 | 電力料金 |
---|---|---|
3月5日 | 13.9kWh | 317円 |
3月10日 | 13.9kWh | 305円 |
この2日は電力使用量は同じですが、電気料金に差があります。
見直し後は12円お安くなりました。
僅かの差ですが、チリツモなので馬鹿にできません。
スマートタイム内にピークを持ってきても電気使用量に差が大きい日があります。
3月15日と18日は屋外温度に差が大きくあった日で、電気使用量も差が見られました。
日にち | 電力使用量 | 電力料金 |
---|---|---|
3月15日 | 8.0kWh | 169円 |
3月18日 | 17.1kWh | 362円 |
電気料金は362円と169円で差が193円(214%)も違います。
食洗機や暖房の利用状況等も異なるので参考にはなりますが、エコキュートは屋外温度の影響を受けることは間違いないので、使い方一つで毎月の電気料金が大きく変わってきます。
まとめ
我が家のエコキュート節電術をお伝えしました。
節電術が当てはまる方は下記の方です。
- エコキュート
三菱電機製 - 電力会社&契約プラン
オール電化プランや日中に電気単価が安くなるプラン
(我が家:Looopでんきの「スマートタイムプラン」)
三菱製エコキュートの節電設定
- わき上げモード:おまかせ
- 節電モード:レベル2
- 電力契約モード:マニュアル
最大の節電ポイントは「Looopでんき」の「スマートタイム」にわき上げを行うことです。
スマートタイム適用期間(3月〜6月、10月、11月)はエコキュートの設定時間を12時間ずらし、日中にわき上げを行うことで電力単価のお安い「スマートタイム」内でのわき上げを行えます。
「スマートタイム」と「ピークタイム」の切り替えタイミングで時間を戻すこと!
切り替えタイミングの月始めの朝に標準時間に戻すことをお忘れなく。
うっかり設定を戻さないと、電力単価の高い「ピークタイム」でわき上げを行うことになってしまいますよ!
例えば、6月30日は-12時間とし、7月1日の朝に標準時間に戻します。
以上、我が家のエコキュート節電術でした。
条件が当てはまる方はお試しください。
「Looopでんき」のご加入検討はこちら↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m