ツバメの巣作りシーズンがやってきました。玄関先やベランダにツバメの巣ができると、出入り時に糞や泥が降ってきてしまい、生活に支障をきたすことがあります。そこで、昨年のイマイチ(外観)だった対策を見直し、今年は新しい効果的な方法を試すことにしました。今回は、見た目もスッキリで、簡単な害鳥忌避スプレーを使った対策をご紹介します。昨年の対策記事はこちらからご覧いただけます。害鳥忌避スプレーの使い方や注意点、効果検証予定など、詳しく解説していきますので、ツバメとの上手な共存法を知りたい方はぜひお読みください。
状況
- 巣作り現場は玄関の上
- 完成した巣は生活に支障(糞や泥が降ってくる)
ツバメは一度巣を作ると、何度も同じ場所に巣を作ります。特に玄関の上などは、ツバメにとって好ましい巣作りの場所となりがちです。しかし、巣ができると、出入りの際に糞や泥が降ってくることがあり、生活に支障をきたすことがあります。そこで、今年は昨年の対策を見直し、効果的なツバメ巣作り対策を試みます。
2023年版対策
害鳥忌避スプレー(スーパーハトジェット)
- 匂いで寄せ付けない作戦
- 匂いは強力な「バラの石鹸」
- スプレー後2〜3日で匂いが薄れる(人間が感じ取れる範囲として)
今年の対策として、「害鳥忌避スプレー(スーパーハトジェット)」を用います。これは、鳥が嫌う匂いを放つスプレーで、鳥が近づかなくなる効果が期待できます。匂いは、バラの石鹸を強力にした感じで、スプレー直後はかなり強烈ですが、2〜3日で玄関周りから匂いは薄れていきます。
スプレー時の注意点
使用した際に気がついた注意点です。
- 体に匂いがつく
- 息を止めても口の中が匂う
- お風呂前にスプレーがおすすめ
- カッパを着てスプレーするのも良い
- 窓開け換気は要注意!
- ご近所迷惑になるかも
スプレーする際には、いくつかの注意点があります。まず、体に匂いがつくことがあるので、お出かけ前に作業してはダメです!お風呂に入る前にスプレーするのがおすすめです。また、息を止めてスプレーしても思ったよりもニオイ成分が舞っていて少々吸い込んでしまいます。すると、口の中が匂ってしまうので注意しましょう。
体への匂い付着は、カッパを着れば防げるかもしれませんがそこまで大げさにならなくても大丈夫です。
それから、窓開け換気などしているとお家の中に匂いが侵入してしまいますので、絶対に窓や玄関は閉めた状態でスプレーしましょう!!
この様にかなり強力な匂いですので、ご近所さんと距離が近い場合は使用するのを控えた方が良いでしょう。ご近所さんが近い場合は見た目は悪いですが、昨年の「天敵大作戦」をおすすめします。
効果検証
巣を作られそうな部分にスプレーを行います。我が家の場合、玄関周りが狙われています。
昨年の巣作りを参考に下記にスプレーを噴射しました。
1週間間隔を目安にスプレーした結果、ツバメの巣作りは発生しておりません。
近所の建物では既に雛が生まれていたので、しっかりと効果があるようですね。
- ツバメが寄り付かない様子で効果あり
- 工務店さんのOBさん情報でも効果あり
- 効果は1週間程度かも?
今のところ2週間までは実績ありです。塗布量によっても変わるかもしれません。
同じ工務店さんのOBさんからも、害鳥忌避スプレーで効果があるとの情報を聞いています。
人間が匂いを感じれる間隔は3日程度ですが、持続期間が不安なため1週間に1度を推奨です。
最終的な検証結果(2023年実績:2023/6/30追記)
2023年のツバメ対策は成功しました。
5月の下旬(21日ごろ)にツバメを目撃したため「害鳥忌避スプレー」を噴射しました。
この頃のツバメはまだ巣作りをせずパートナー探しや、デートをしているタイミングですが念のため噴射しておきました。(巣作りのタイミングは地域によって異なります)
翌週の28日も噴射しました。人間は匂いを感じないため、不安になり噴射しました。また、27日が昨年(2022年)に巣作りがスタートしたタイミングのためです。
更に翌週の6月5日に3回目の噴射を行いました。
その後は噴射することなく巣作りは行われませんでした。
- 1週間スパンで効果あり
- もっと長いスパンでも効果が期待できそう(6月5日〜30日の間は噴射なし)
- 午前中が巣作りタイミングなので要注意
- 雨の日は巣作りは行われないですが、雨の日の翌日は材料のぬれた泥が豊富にあるので要注意
メリット・デメリット
現時点でのメリット・デメリットを整理します。
- 見た目がすっきり
- 作業は簡単(スプレーするだけ)
- スプレー時に体に匂いがつく
- スプレー後も匂いがする
- 定期的なスプレーが必要かも
害鳥忌避スプレーを用いたツバメ巣作り対策には、いくつかのメリットとデメリットがあります。まず、メリットとして、見た目がすっきりし、作業が簡単であることが挙げられます。更にスプレーするだけなので、昨年のような煩雑な作業は不要です。デメリットとしては、スプレー時に体に匂いがつくことや、スプレー後も匂いがすることが挙げられます。また、効果が1〜2週間程度しか続かない可能性があるため、定期的なスプレーが必要になるかもしれません。
まとめ
今年のツバメ巣作り対策はスッキリ見た目で簡単な害鳥忌避スプレーに挑戦!効果はあるのでおすすめですが、スプレー時の匂いには注意しましょう。効果は十分ありそうなので、使用条件が整うご家庭ではおすすめのツバメ巣作り対策だと思います。
最後に、ツバメが巣作りをするのは、その場所が適した環境であることが理由です。ツバメは環境の変化に敏感であり、家の周りに飛来すること自体は自然界のバランスを保つ上で役立っています。しかし、人間とツバメの共存が難しい場面もあるため、適切な対策を行うことが重要です。
今回紹介した害鳥忌避スプレーは、効果があることが確認されましたが、ツバメとの共存を円滑に進めるための一つの手段となります。みなさんのツバメ対策に役立てていただければ幸いです。
それでは、今年のツバメ巣作り対策をうまく進め、快適な生活を送りましょう!