家づくり、右も左もわからなかった夫婦が何から始め、どのような行動をとったのか?
経験した反省も踏まえてお伝えします。
これから家づくりを考える方のお役に立てたら幸いです。
お家づくりの流れ
本記事ではお家づくりの流れ:STEP6として、「お家を建てる会社の情報収集」について紹介します。
この記事で何が得られるか?
- 避けるべき情報源が見えてきます。
- 僕が実践した住宅会社の情報収集方法
- 最高の情報源!
全体の流れはこちら↓
お家を建てる依頼先の種類
お家を建ててくれる会社の種類を知っておくと効率的に情報収集ができるよ。
- ハウスメーカー
-
CM等でよく見る大手企業を思い受けべてもらえばよいです。
例えば、積水ハウス、住友林業、一条工務店(名前に工務店と付きますが…)、パナソニックホームズetc
設計までは各ハウスメーカーで実施して、施工自体は下請けの工務店で行われるケースもあります。 - 工務店
-
各地域で家づくりを行なっているのが工務店です。地場工務店と言われたりもします。
最近はデザイン、性能にこだわった面白い特徴のある工務店が増えてきているようです。
また、全国規模で展開するハウスメーカーと異なって、地の利を活かした設計が特徴の工務店もあるようです。 - 設計事務所
-
設計事務所は設計および、管理業務を行なってくれます。
設計に関しては、自由度が高く優れたデザインなど、高い満足が得られる可能性があります。
また、施行自体は工務店になることが多いと思いますが、管理業務も行うことで正しく施工されているかをチェックしてくれます。
その分、手数料もかかってしまうので、割高にはなってしまうことも。
僕たちの優先順位は、
工務店 > ハウスメーカー > 設計事務所
だったね。
あれ?設計事務所って候補にあがってた?
あれ?バレました!?
なんとなくだけど、「メンドクサソウ」が先行して候補あげられなかったのです。
選択肢減らしてしまってゴメンよ。
別に大丈夫!
言われて初めてわかった笑
住宅会社の情報源
今はインターネットによって世界が小さくなっているよね。
調べたい情報はスマホですぐに調べられるわ。
お家の情報だってたーーーーくさんあるよね。
むしろあり過ぎて何が迷っちゃうよね。
正直本当に迷いました…
そんなに情報がある中からどのように情報を絞っていったのかな?
インターネットの活用方法(僕が実践した方法)
僕が実際に行った検索方法を紹介するね。
初めてのお家づくりSTEP3の「お家を建てる目的をハッキリさせる」を再確認しましょう。
インターネットで下記のようなキーワードを検索します。
この時のキーワードは自分たちの求めるモノで変わってきますね。
僕たちのお家のイメージは、
・夏涼しく、冬暖かい
・掃除しやすい
・シンプル
が共通点だったね。
お勉強の結果、「夏涼しいく、冬暖かい」を実現するためのポイントとして、「高断熱高気密」で検索したんだね。
私は「高断熱高気密」に興味がなかったんだけど、熱心に説明されて…
初めは半信半疑だったけど、ここまでお勉強してるから信じてあげたの。
Google先生の候補の中から、「広告」を除いた会社のホームページを確認する。
なぜ「広告」を除くのか?
それは、お金の力の影響を極力排除したいからです。
「お金がある会社 ≠ 技術力」と考え、技術を公平に比較したいですね。
また、広告費の出どころも気になります。
「売上げの一部から=建てられたお客さんから」ということになりませんか?
ホームページも千差万別。
下記をポイントにチェックしたよ。
- 性能についての考え方が記載されているか(会社としての考え方を把握)
- 性能についての記載と、施工実績が一致しているか
- 気密性能に関しては全棟実測を行なっているか
- 施工実績のお家の雰囲気(僕たちはシンプル&モダンが好み)
見て・聞いて・触れて・体験して
インターネットを活用して何社か気になる会社をピックアップできたかな
個人のブログも見たりして気になる工務店があったんだけど、ホームページなかったりしてピックアップが難しいね。
でも、
工務店を13社
ハウスメーカーを4社
をピックアップしたよ。
え!そんなに!!
インターネットの情報は良いことしか書いてないから見抜くのが難しそうね。いくらお家のお勉強をしたからといって素人だものね。
厳しいお言葉…でもその通り。
最近はインターネット・SNSに対応するために「コンサルティング」を受けて対策している会社も多いらしいよ。
なおさら怪しくなってきたわね。
インターネットの情報はあくまで、きっかけにしか過ぎないよ!
ここからが大切だよ。
気になる会社をピックアップできたら、優先順位を決めて実際に見に行こう!
展示場であればアポはなくても大丈夫かもしれないけど、工務店の場合は事前にアポを取った方がいいですね。
モデルハウスがあっても不在の可能性があるから注意してね。
見学しにいったら何も言わなくても説明してくれると思いますので、説明を聞きましょう。
チェックリストを用意しておくと確認漏れを防げます。
実際に使用したチェックリスト
- 構造、耐震性能
- 温熱環境、断熱性能(UA値:0.4以下)、気密性能(C値:0.5以下)
- 外壁の耐久性、維持コスト
- 屋根の耐久性、維持コスト
- 換気設備の性能
- 内装の仕様
- 設備の仕様
- 全体のバランス
- 価格
一通り説明を聞いたら、疑問に思うことを全て聞きましょう。
また、事前にホームページを見て気になっていた点も聞いちゃいましょう。
僕もたくさん質問させてもらいました。
ちなみに下記のような質問をしてみたよ。
- アフターサービスは?
- 耐震等級3は許容応力度計算を行なっているか?
- 壁内部結露計算を行なっているか?
- 「長期優良住宅」の取得が可能か?
- 見学したモデルハウスは「湿式外付加断熱」だったので通気・透湿と考え方は?
- ルーフィングの考え方は?(透湿系ルーフィングにしたい)
- 防蟻対策として、緑の柱(ハウスガードシステム)は使えますか?
意味のわからない質問が多いわね。
ちんぷんかんぷんよ…
マニアックな質問…
嫌がらせですか?
嫌がらせではありません!
気になっていたことを教えて欲しかったのです!
私は本当に!意味がわからなかったけど…
なんだか工務店さんと楽しそうに話していたわね。
モデルハウスなどは宿泊体験を行える場合があるよ。
見学で気に入った住宅会社と出会ったら是非お泊まりしたいね。
■宿泊体験のメリット
- 自分たちでエアコンを止めるなどして、お家の性能を確認できる
- 気になる人目がないので、細かい部分も確認できる
■宿泊体験のデメリット
- デメリットは見当たらない(無料や500円程度と費用はかからない)
- 強いてあげるなら、快適さが忘れられない
(お家の性能によりますが)
僕たちは夏場の宿泊体験を行なったけど、アパートに帰りたくない!
て思ったよね。
性能の細かいことはわからないけど、家中温度が一定で快適だったわ。
特にお風呂上がりが爽やかだったわね。
アパートではお風呂上がりにすぐ涼しい部屋に駆け込んでいたのに…
会社によっては、構造見学会を実施していることがあるよ。
構造見学会?
完成見学会じゃなくて?
完成見学会だと中身(骨組みや断熱・気密の処理)が見れないけど、構造見学会はお家を建てている途中を見学するので、普段見えない部分が見れるんだ。
「工事現場」の見学ってことね。
・
・・
・・・
あまり興味がないわ。
そういうのは旦那さんが担当ということで。
気になる!
おぉ〜!!
気密のために、「気密コンセントボックス」があるのは知っていたけど、これは気密シートと石膏ボードの間に配線スペースを設けるんですね!
またまたマニアック…
誰も興味ないかもよ〜
なんだかよくわからないけど…
旦那さんは楽しそう。
情報の比較
気になる会社が見つかったみたいだね。
そうだね!
僕の場合、事前の情報収集のおかげか?
1社目で相思相愛感があったね。
私もいいと思うわよ。
お家の快適性も雰囲気もステキ。
でも1社だけの情報だと素人の判断ミス!
なんてことも…
ほんと…慎重ね。
心配し過ぎじゃないの?
別に1社目で決めてもいいと思うけど、心配なら他社とも比較してみるといいよ。
数社を比較することで、「情報の確からしさ」が高まります。
納得する意味でも必ず行なった方がよいと思います。
最初にリストアップした住宅会社の中で気になる工務店とハウスメーカーを見学しに行ったよ。
私的には1社目でいいと思ったんだけど、取り敢えずついていったわ。
気持ちが乗らない分、なんだか疲れっちゃった。
営業さんとのやり取りとか、アンケートとか、その後の問い合わせとか…
確かに時間も労力も使って疲れたね。
僕たちの場合、1社目のインパクトが強過ぎて、本当に確認程度になってしまったしね。
納得できたようでよかったね。
役立つ情報源!
僕が住宅関係の情報収集を行なっている頃は知らなかったんだけど、今はとても良い情報収集があることを知ったんだ!
ここまで来て、なんだか出し惜しみだね〜
構造塾:「家づくり応援・業者マップ」
M’s構造設計による「家づくり応援・業者マップ」です。
「構造塾」とは、木造住宅の構造計算や構造設計の最新情報や技術に関して学習することができます。
そんな「構造塾」の方が、住宅会社の情報を集約したリストになります。
下記の内容に関して、全国の住宅会社を知ることができます。
この「家づくり応援・業社マップ」は僕らが情報収集していた頃は存在していなかったんだよね。
その時にあったら結果は変わってたかもね〜
素晴らしき地場ビルダーランド:「地場ビルダーリスト」
「素晴らしき地場ビルダーランド」というサイトでまとめられた工務店リストです。
厳格な基準を満たした工務店を「地場ビルダーリスト」としてまとめられています。
こちらは、北関東限定の情報となってしまいますが、とても有益な情報だと思います。
お家の情報収集を行っていたけど、その当時このサイトにたどり着けなかった。知っていたら、もう少し楽に情報収集ができただろうな〜
どちらもよい情報が得られそうだね。
でも、「見て・聞いて・触れて・体験して」が大切なことに変わりはないからね。
まとめ
家の情報収集について、如何だったでしょうか?
情報は多い方がいいかもしれませんが、多過ぎても迷ってしまいます。
なるべく有益な情報に絞って収集できるといいですね。
住宅会社の情報収集で大切なこと
- 自分たちの目的を実現してくれる情報を収集
- そのためにも以前の記事(〜STEP5)で考えを整理しておくことが大切
- インターネットでの情報収集は「広告」を排除し、情報を公平に比較
- 実際に「見て・聞いて・触れて・体験して」情報の確からしさを高める
正しい知識を持って、得られた情報を見極めて、後悔のないお家づくりを目指したいですね。
以上、進捗過程STEP6:〜お家を建てる会社の情報収集〜でした。