我が家では2021年12月末に加湿器を導入しました。
複数の候補の中から採用したのは、BALMUDAのRainという商品になります。
この記事は下記の方の参考になる記事です。
- 高気密高断熱住宅で加湿器選びを悩んでる方
- 全熱交換型換気を導入したけど少し乾燥が気になる方
- 全熱交換型換気のお家に加湿器の導入を考えているけど、どれにしたらいいか悩んでいる方
- これからお家を建てる方で、全熱交換型換気を導入しようか迷っている方
加湿器の必要性を見極める
不要な物は極力買いたくないです…
まずは加湿器の必要性を見極める必要があります!
2021年12月の湿度を確認
我が家では全熱交換型第一種換気(マーベックス:澄家)を基本に、お風呂のドア開放+洗濯屋内干しなど湿度対策を行ってきましたが、12月の中旬以降になると乾燥感が出てきました!
下記はお家の中の湿度を平均化したグラフです。
(リビング、ロフト、寝室、脱衣室の4ヶ所を平均化)
12月24日には相対湿度:43.7%、絶対湿度:8.0g/kgまで下がっています。
12月24日の湿度を確認(屋内湿度が一番低い日)
12月24日のリビングを詳しく見てみます。
相対湿度は40%付近で目標としている40%〜60%に対してはギリギリというところでしょうか。
それでも絶対湿度を見れば、外気と比べれてかなり潤っていることがわかります。
これは、全熱交換型第一種換気の貢献が大きいと思います。
このときの体感としては乾燥していると感じました。
身体的にも下記の症状が出てきたよ。
- 朝起きると喉が痛い
- 肌が乾燥してカサカサ(腕や足から粉ふき…)
いよいよ乾燥が厳しくなってきたので、加湿器の導入を決意!!
加湿器の選定条件
新居に住み始める前から加湿器の条件・候補はありました。
しかし、具体的に検討するにつれて条件がプラスされていきました。
初期条件
- 1台で家中を加湿(相対湿度50%はキープしたい)
- 日中の給水は1回
- 消費電力が少ない
- 衛生的
消費電力と衛生面から我が家の選択肢としては「気化式」一択
加湿器の種類や選び方は、色々なサイトがありますので参考にしてください。
下記はPanasonicの「加湿器の種類は4タイプ。それぞれの違いと正しい選び方を紹介!」です。
初期条件の候補
初期条件に該当する商品が下記の3機種をピックアップしました。
PanasonicとDainichiの商品で、いずれも定格加湿能力が高い商品です。
タンク容量も9L、12Lととても大きいです。
気化式なので電気料金も気になりません。一日中つけていても1,000円以下/月です。
余裕で条件をクリアしそうな魅力的な商品ですね。
※Dainichiの商品に関してはハイブリット式にも切り替えられます。
加湿能力はスゴイですが消費電力が跳ね上がります!
常用で使える機能ではないと感じます。
(室温に応じて自動で切り替えるそうですが…)
最終条件
初期条件で性能面は素晴らしいのですが、気になる条件が浮上しました。
初期条件に加えて、
- 給水が楽であること
- 掃除が楽であること
以前アパートで使用していた加湿器がタンク式だったのですが、給水と掃除が大変でした。
候補の3機種はタンクが2個あります…
一日一回の給水かもしれませんが、毎日の給水が大変そうですね…
更に、タンクを始めパーツも多いのでお掃除も大変そうです。
そこで、急遽浮上したのが、BALMUDAのRainという商品です。
初期条件の候補3機種とBALMUDA:Rainの比較
- 加湿能力
Panasonic、Dainichiに比べ大きく下回る
(加湿能力:最大600[mL/h]) - タンク容量(給水ボウル容量)
Panasonic、Dainichiに比べ半分以下(4.2L)
- 給水作業性
タンクレスのため給水が楽ちん - 掃除作業性
タンクレスのためパーツが少なく掃除が楽ちん - おしゃれ
ダントツでおしゃれです
能力面が心配ですが、我が家の場合「全熱交換型第一種換気」であることから、「使い勝手」と「おしゃれ」を優先し、BALMUDAのRainに決めました。
BALMUDA「Rain」の効果・使い勝手
加湿能力に関しては妥協してBALMUDAのRainを購入しましたが、1台でお家全体を潤すことを諦めたわけではありません!
使い勝手と合わせて確認してみます。
加湿の効果確認
お家全体の絶対湿度(1kgの空気の中にどれくらいの水分があるかを示す値)を見ることで効果を確認してみましょう。
下記は各部屋(リビング、ロフト、寝室、脱衣室、床下)と外気の絶対湿度を示したグラフです。
加湿器導入の12月27日から徐々に絶対湿度が増加しています。
設置場所はリビングですが、効果はお家全体に現れていることがわかりますね。
加湿能力が低いにも関わらずこれだけの効果が得られたのは、お家の性能によるところが大きいと思います。
「全熱交換型第一種換気は温度・湿度管理が行いやすい」
12月24日と12月31日の相対湿度比較@リビング
リビングの湿度変化を詳しく見てみます。
加湿器設置前の12月24日と設置後5日目の12月31日を比較してみます。
左が12月24日、右が12月31日の相対湿度@リビングです。
12月24日の相対湿度平均:40.2%
12月31日の相対湿度平均:52.5%
(目標相対湿度:40%〜60%)
加湿器の導入で相対湿度は10%以上改善しています。
12月24日と12月31日の絶対湿度比較@リビング
左が12月24日、右が12月31日の絶対湿度@リビングです。
12月24日の絶対湿度平均:7.7g/kg
12月31日の絶対湿度平均:9.6g/kg
(目標絶対湿度:7g/kg〜13g/kg)
加湿器の導入で絶対湿度は約2g/kg改善しています。
使い勝手
プラスされた条件に対して、BALMUDA「Rain」の実力を見ていきます。
我が家で最優先された条件
- 給水が楽であること
- 掃除が楽であること
給水作業性
給水作業性に関しては想像以上に楽ちんです。
我が家の場合、キッチンがペニンシュラタイプ+カウンターテーブルとなっています。
カウンターテーブルの上に置くことで、キッチンの水栓からダイレクトで給水できます!
これは、給水がすごーーーく楽ちんです♪
掃除作業性
掃除は有機ELディスプレイにフィルター⚠が表示されたら実施します。
パーツ数は多いですが、簡単に外せる上に洗いやすく非常に楽です。
(洗うパーツは少ないです)
フィルタークリーニングサインは約2週間の使用で表示されます。
※水垢が目立ちますね笑
気になる方は給水の際に水滴を拭き取ったほうが良さそうです。
+αの良いところ
以前使用していた気化式の加湿器ですが、「生乾き臭(雑巾の臭い」がすることがありました。
生乾き臭は水の中で雑菌が繁殖することが原因のようです。
BALMUDAのRainですが、1シーズン使用した限りでは生乾き臭を感じたことがありませんでした!
これはBALMUDAの考える「空気を洗うしくみ(酵素プレフィルターによる除菌)」の効果だと思います。
これに関してもおすすめポイントです👍
まとめ
我が家の場合、ベストマッチな加湿器を導入できたと思っています。
加湿器導入のまとめ
- 加湿器の必要性を見極める
目標湿度を40%〜60%としていたが、実際は45%以上が望ましい💧 - お家のどこを加湿したいか考える
我が家の場合は、お家全体🏠 - 必要な加湿性能を見極める
換気の種類がポイント
・全熱交換型換気※1:必要能力“小”
・非全熱交換型換気※2(含む顕熱交換型※3):必要能力“大”
我が家の場合は全熱交換型換気なのでそこまでの加湿能力を必要としなかった - 給水作業性
給水は毎日のことなのでタンクレスはおすすめ👍 - 掃除作業性
健康のための加湿器導入、清潔を維持しないと本末転倒!
掃除作業性は凹凸が少ないと洗いやすい👍
※1全熱交換型換気:換気の際に熱、湿気を回収してお家に戻す
※2非全熱交換型換気:換気の際に熱、湿気を捨てる
※3顕熱交換型換気:換気の際に熱のみ回収してお家に戻す
これからお家を建てる方、加湿器の導入を考えている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m