皆さん、こんにちは。今回は、我が家での大きな一歩、太陽光と蓄電池設置について話したいと思います。最近の電力価格の高騰により、僕たちは一足早くこの取り組みを始めることに決定しました。この記事では、その設置経緯や工程、注意点、そして家族の反応について詳しくお伝えします。
特に高気密高断熱住宅にお住まいで、これから太陽光や蓄電池を設置したと考えている方におすすめの記事となっております。是非参考にしてみてください。
なぜ太陽光と蓄電池設置を決意したのか?
皆さんもご存知の通り、近頃の電力価格は急上昇しています。この状況に僕たちは、太陽光と蓄電池設置を急ぐ必要があると感じました。本来ならば、僕たちは2031年頃の設置を予定していました。その理由としては、蓄電池技術の成長(全固体電池の普及など)やコストダウンを期待していたからです。さらに、エネルギーに対する炭素税が導入されると予想していました。しかし、今の電力価格の高騰を見て、予定を早めることが最善だと判断しました。
詳細については下記導入検討記事を参照してください。
詳細はこちらの記事をご確認ください
設置工程の詳細
太陽光と蓄電池設置の工程は複数のステップから成り立っています。全体の流れとしては、まず事前の打ち合わせ、次に設置場所の下見、そして実際の設置工事へと進んでいきます。それぞれのステップについて詳しく説明します。
事前打ち合わせ
設置に向けての最初のステップは、事前の打ち合わせです。
事前打ち合わせは2回行いました。
工務店さんと太陽光設備屋さんと一緒に、どのような仕様にするのか、設置場所や設備の種類、それらの予算などについて話し合いました。また、我が家の特性、つまり高気密高断熱に配慮した設置方法についても議論しました。
自分でも検討を行い、心のなかでは設置することをほぼ決めていましたので、2回目の打ち合わせで「GO!」することを決断しました。
設置場所の下見
次に設置場所の下見を行いました。工務店さんと太陽光設備屋さんが直接我が家を訪れ、具体的な設置場所を確認しました。
我が家の場合、多くの部分が天井断熱+勾配天井で屋根裏空間が限られているため、配線をどう引き回すか?どこから外部配線を取り入れるかなど確認していただきました。
このお陰で工事当日はスムーズに対応していただけました。
設置工事
そして、いよいよ設置工事です。設置工事は、足場設置の1日、太陽光パネルの設置1日、蓄電池の設置+接続1日の実3日間(期間としては1週間)で行われました。
安全に工事を行うため、まず足場を設置しました。これは半日程度で完了しました。
次に、太陽光パネルを設置されました。枚数が多かったですが、あっという間に設置完了です。
取り付けは屋根に穴を開けない「縦ハゼ葺きクリップ工法」です。
最後に、蓄電池を設置し、太陽光パネルと接続しました。これはガッツリ一日を要しました。
やはりパネル枚数が多いので、配線工事が大変のようです。
また、配線を引き回す屋根裏が狭く、とても作業しにくそうでした…
設置時の注意点
太陽光と蓄電池の設置は、専門的な知識と技術が必要です。特に、我が家のような高気密高断熱の家では、いくつかの重要な注意点があります。
- 1.気密性を保つ
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我が家の場合、高気密高断熱となっているため、気密性を損なわないように設置を行うことが必要です。具体的には、壁に穴を開ける際は、その都度気密施工を行う必要があります。これは、空気の漏れを防ぎ、断熱性能を保つために不可欠です。
気密確保のために気密テープは欠かせませんね!!今回行った太陽光追加工事の仕様を断面図で示すと下記のようになります。
この施工には一部問題がありますが、お気付きでしょうか?
正解は、通気層からの浸水リスクです。このリスクに対応するための方法もありますが、我が家はそこまでは行いませんでした。紹介だけしておきます。
ここまで施工できれば完璧ですね。
- 2.付加断熱材(EPS)への配慮
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我が家は付加断熱(EPS)で覆われているため、パワコンなどの設置は慎重に行わなければならないです。EPSは発泡スチロールですので圧力に弱い素材で、適切な取り扱いがなければ性能を損なう恐れがあります。そのため、パワコンの取り付けなどは専門的な知識を持つ人に任せることが必要です。
- 3.パワコンの設置
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2.に対応するために、基礎に金具を取り付けて、パワコンを直接壁に取り付けないようにしました。これは、EPSの陥没させないための配慮です。
長期的に弱いEPS(発泡スチロール)に力を加えるのはご法度ですのでご注意ください。
初稼働時のエピソード(家族の反応)
設置が完了し、初めて稼働させた時のことをお話ししましょう。
屋内の設置状態
設置状態(屋内)はとてもきれいでした。
稼働時のエピソード
蓄電池設置日の当日に初稼働のテストが行われました。皆でリビングに集まりました。電気屋さんが操作と説明を行ってくれました。
さあ、これからテストを始めますよ。数秒間だけ停電しますが、その後すぐに蓄電池が稼働しますので、ご心配なく。
本当に何もしなくて大丈夫なの?
大丈夫ですよ。ご覧ください。
そして、予告通り、数秒間(3秒程度)だけ停電になりました。しかし、その後すぐに蓄電池が稼働し、家中の電気が戻りました。
それはすごいわ!ブレーカーを操作することなく、自動で電気が戻ったのね。
そうだよ。これで、もし停電があっても安心だね。
それに、電気料金の値上げに対する心配もなくなるわ。本当に良かった。
そして、0歳の宅郎Jrはただただ驚いていました(泣きもせず、笑いもせず)。でも、その目には明らかに安心感が宿っていました。これで、いつでも電気が使える安心感を得られることがわかったからです。
(あ〜あんしん)
このように、我が家全員で太陽光と蓄電池の設置を体験し、その利点を実感しています。今後の我が家のエネルギーソリューションについての話をお楽しみに。
本格稼働が待ち遠しい…
まとめ
我が家は以下の経緯と工程を経て、太陽光と蓄電池の設置を決意しました。
- 電力価格の高騰に対応するため、予定よりも早く設置を決意
- 事前打ち合わせ2回、下見を1回を実施
- 設置工程は、足場設置、太陽光パネル設置、蓄電池設置と接続、で1週間を要しました
- 高気密高断熱構造の我が家では、気密工事やEPSへの配慮が必要でした
- 初稼働時には、停電模擬テストが成功。その安心感は大きな喜びとなりました
最後に日程感を振り返っておきます。
日程を振り返るための図を作成しました。事前打ち合わせを除く各ステップを時間軸に並べ、設置完了日、接続契約完了日、受給開始日をマイルストーンとして示しています。
あくまで我が家の事例ですが、イメージ作りの参考にしてください。
以上が、我が家での太陽光と蓄電池設置の経緯とその後の状況です。皆さんも、高気密高断熱の家に住んでいるなら、このような取り組みを考えてみてはいかがでしょうか? 電力価格の高騰に備え、自家発電と蓄電の体制を整えることで、安心して生活することができますよ。
それでは、次回の記事でお会いしましょう!