高気密高断熱住宅に最適な電力プラン比較!6社のサービスを徹底比較してみました

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皆さん、こんにちは。僕と妻のなっちゃん、そして新しい家族メンバー、0歳10ヶ月の赤ちゃんと一緒に、高気密高断熱住宅で快適な生活を送るための情報をお届けしています。太陽光発電と蓄電池を導入してから我が家の電力需要は大幅に変わりました。そこで、今回は、基本料金ゼロ円プランを含む各電力プランを比較し、我が家がどのプランを選んだのか、そしてなぜ選んだのかを明らかにします。

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目次

我が家のエネルギー状況と基本料金ゼロ円プランの重要性

2023年6月から我が家では太陽光発電と蓄電池の運用を始めました。これにより、以前に比べて買電量がすごく少なくなり、基本料金が一層重要になりました。

宅郎

僕たちの電気事情は2023年6月から大きく変わったんだ!

なっちゃん

電気使用量が減ったってこと?

宅郎

電気使用量は変わらないんだけど、電力会社から買う電気の量が減ったんだよ。2023年6月は572kWhを使用したけど、買った電気は54kWhと約90%を自給できたんだ。

なっちゃん

それは素晴らしい!
太陽光発電と蓄電池を導入した甲斐があるね。

宅郎

でも、気になるのが電気料金なんだよね。
請求額は2,885円だったんだよ。
もし設備導入していなかったとしたら18,820円になる計算だから安くはなっているんだけどね…

・2,885円は2023年6月時点で契約している九電みらいエナジー(dポイントプランN)の金額
・18,820円はTEPCO(従量電灯B)で算出した金額

なっちゃん

え!凄く請求額が減ってるから何の問題もないじゃん!!

宅郎

それはやっぱり基本料金だね。
基本料金も含む単価は2,885円÷54kWh=53.4円/kWhです。
1kWhあたり53.4円は相当高く感じてしまう…
原因は買っている電気の量が減ったので、請求額のうち基本料金が占める割合が多くなってしまったせいです。

なっちゃん

なるほどね。
でも、基本料金なんだから仕方ないのでは?

宅郎

そこで!
基本料金ゼロ円プランを採用してはどうか?ということです。
少々割高な単価設定でも、買う電気の量が少なければ基本料金分お得では?ということです。

なっちゃん

確かに!でも、そんなプランあるの?

宅郎

ということで、具体的な候補の紹介と比較をしていきたいと思います。

電力料金の仕組み(おさらい)

一般的なご家庭で電気を使用した際の電気料金の算出方法をおさらいしておきます。
代表例として「東京電力エナジーパートナー」の「従量電灯B」の算出方法を示します。

電気料金の計算方法(出典:東京電力エナジーパートナー

買う電気の量に対して、“単価”“燃料費調整額”“再エネ賦課金”が掛け算で計算されます。
当然ですが如何に買電量を減らすかが、電力料金を抑える唯一の方法です。
また、一般的な電力プランでは“基本料金”が発生します。基本料金は契約容量(◯◯Aとか、◯◯kVAというブレーカーの容量)で決まり、容量が大きいほど基本料金も高くなります。
オール電化の場合、IH調理器やエコキュートなどが消費電力が大きいため、必然的に大きな契約容量となっていることが多いともいます。我が家も60A(6kVA)の契約です。

各電力会社の比較

それでは我が家がピックアップした6つの電力会社(九電みらいエナジー、マネーフォワードでんき、Looopでんき、楽天でんき、JAPAN電力、よかエネEAST電灯)のプランを比較します。

比較のための前提条件
  • 我が家はオール電化のため、電力容量は60A(6kVA)での契約
  • 東京電力管内
  • 燃料費調整額は「5円/kWh」で比較 ← 別途高騰した際も比較
  • 再エネ賦課金は一律のため除外
  • 国の電気料金激変緩和措置の値引き単価(低圧供給:7円/kWh)は無いものとし比較
  • 太陽光発電&蓄電池と相性の良いプランを優先

他にも各ご家庭に適した電力会社・プラン選びにエネチェンジが有効です。
一度試されることをオススメします!

エネチェンジ:電気とガスの比較サイト

電力会社・電力プランの比較表

上記条件を元に比較表を作成するとこんな感じです。
基本料金がゼロ円ではない電力プランもノミネートしています。
・2023年6月時点で加入している「九電みらいエナジー」は比較基準としてノミネート
・多くのご家庭が契約している「TEPCO(従量電灯B)」についても比較基準としてノミネート
「マネーフォワードでんき」は家計簿アプリ(マネーフォワードME)のプレミアムサービス(500円/月)が無料になるのでノミネート(我が家はマネーフォワードMEを使用しています)
「Looopでんき」「楽天でんき」「JAPAN電力」「よかエネEAST電灯」は基本料金がゼロ円のプランとしてノミネート

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電力料金の比較

電力買電量に応じた電力料金を算出しました。
九電みらいエナジーに関しては、昼間と夜間で料金が異なるため平均単価で計算しています。
下記の表で濃い青ほど安く濃い赤ほど高いことを意味します。

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グラフにするとこんな感じです。
設定した条件では「JAPAN電力」が300kWhまで最安となります。
我が家の場合、太陽光発電:12kWと蓄電池の組み合わせなので、発電の少ない冬季でも買電量が300kWhを超えることはないと思われますので、「JAPAN電力」が最有力候補です。

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参考に電力単価(基本料金を含む)の一覧も作成してみました。
下記の表で濃い青ほど安く濃い赤ほど高いことを意味します。

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グラフにするとわかりやすいですね。
「JAPAN電力」は400kWhまで一定額で基本料金もゼロ円のため最安単価となります。

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電力高騰への耐性

今のところ「JAPAN電力」が最有力候補となりますが、今後の電力高騰を考慮しても問題ないのでしょうか?
もしかしたら、TEPCO従量電灯Bの様な規制料金(燃料費調整額に上限があるプラン)の方がいいのでしょうか?
そこを深掘りしてみたいと思います。

電力料金高騰への危機意識

2022年は燃料費調整額が右肩上がりに上昇しました。我が家の場合ピーク時は“18.97円/kWh”まで上昇しました。
2023年6月時点では“0.91円/kWh”と落ち着きを見せています(国の軽減措置あり:▲7円/kWh)。
しかし、国の軽減措置も10月までの見通しです(10月は▲3.5円/kWhの予定)

燃料費調整額の推移
燃料費調整額の推移

冬季は寒さ対策で電力需要が高まり、再び高騰する可能性は高いです。

燃料費調整額の高騰を模擬した電力料金比較

候補の電力会社・プランで電力高騰を模擬した比較を実施してみます。
前提条件のアンダーライン部にご注目ください。

電力高騰を模擬した比較の前提条件
  • 我が家はオール電化のため、電力容量は60A(6kVA)での契約
  • 東京電力管内
  • 燃料費調整額は「0〜20円/kWh」で比較
  • TEPCO従量電灯Bは規制料金のため、燃料費調整額の上限を「5.13円/kWh」とする
  • 再エネ賦課金は一律のため除外
  • 国の電気料金激変緩和措置の値引き単価(低圧供給:7円/kWh)は無いものとし比較
  • 冬季を発電量が少ない季節を想定し、300kWh/月の買電とする

それでは、早速比較してみましょう。
下記は燃料費調整額が0〜20円/kWhで変動した場合の電力料金を比較した表です。
濃い青ほど安く濃い赤ほど高いことを意味します。

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グラフで見るとこんな感じです。
燃料費調整額が12円までは「JAPAN電力」が最安ですが、それ以降は「Looopでんき」「よかエネEAST電灯」が最安となります。ただし、「Looopでんき」は2022年の平均単価のため、実際の電力高騰時には同様の右肩上がりになってしまうと思われます。そのため、燃料費調整額が12円/kWh以上が続くようであれば、「よかエネEAST電灯」が最安となると思われます。

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参考に電力単価(基本料金を含む)の一覧も作成してみました。
下記の表で濃い青ほど安く濃い赤ほど高いことを意味します。

宅郎

安い時に時は安く買える「マネーフォワードでんき」「Looopでんき」「JAPAN電力」にするのか?
天井を設けた「TEPCO従量電灯B」「よかエネEAST電灯」にするのか?
悩ましいですね…
リスクを抑えたい方にオススメなのは「よかエネEAST電灯」のようですね。

なっちゃん

どうなるかわからないから怖い〜

最後に燃料費調整額が20円/kWhになった場合の比較表・グラフをお見せします。
「Looopでんき」は実際は変動しますので参考扱いです。

■電力料金

電力単価

宅郎

やはり「よかエネEAST電灯」の安心感が輝きますね✨

最終決定とその理由

それでは、最終的に我が家が選んだ電力プランとその理由をお話しします。実は、我々が最終的に選んだのは、「JAPAN電力」でした。これは、以下の理由からです。

JAPAN電力を選んだ理由
  1. 基本料金がゼロ円で、我が家のように買電量が少ない家庭には最適である。
  2. 電力高騰のリスクはあるが、電力自給率が高い我が家には影響が極めて小さい。
  3. 基本料金が0円の中でも単価が最も安い。

これらの理由から、我が家は「JAPAN電力」を選びました。既に申し込みを済ませ2023年8月分のからは「JAPAN電力」に切り替わります。

「JAPAN電力」を選ぶ際の注意点があります!
それは、契約解除料が発生する点です。
“供給開始日が属する月から起算して12カ月目の末日までに電力需給契約が終了する場合、契約解除料3,000円(不課税)がかかります。”

まとめ

今回の記事を通じて、太陽光発電と蓄電池を活用して電力消費を抑えた我が家が、なぜ基本料金ゼロ円のJAPAN電力を選んだのか、その理由を深掘りしました。この結果を通じて、電力プランの選択は単純な価格比較だけでなく、家庭のライフスタイル、エネルギー使用状況、将来のエネルギートレンドなど、多角的な視点から検討することの重要性を強調したいと思います。

我が家の経験は、買電量が少ない家庭、特に太陽光発電や蓄電池を導入している家庭にとって、基本料金ゼロ円プランが大きなメリットをもたらす可能性を示しています。しかし、それが全ての家庭に最適な選択肢とは限りません。あなたの家庭の特定の状況とニーズに最適なプランを選ぶことが、長期的な満足とコスト効率の観点から最善の選択となります。

電力プランは生活の質、コスト、さらには環境への影響を左右する重要な要素です。その選択は、注意深く、また情報に基づいて行うべきです。我が家の経験があなたの選択の一助となり、より持続可能で、コスト効率の良い生活につながることを心から願っています。

エネチェンジでご自身に適した電力会社を見つけよう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

星野宅郎のアバター 星野宅郎 お家の情報発信ブロガー

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✔︎30代でお家を建てる
✔︎お家の情報にどハマり!
✔︎情報をまとめてブログで発信

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