こんにちは、宅郎です。
今回は2024年8月の我が家の暮らしと電気代についてお話しします。
我が家は高気密高断熱住宅で、太陽光発電と蓄電池も導入しています。
この記事では、僕たちの暮らしを通して、高気密高断熱住宅のメリットや実際の電気使用量、そして太陽光発電の効果についてご紹介します。
家づくりを考えている方、特に「快適さ」と「省エネ」を両立したい方にとって、この記事は必見です。また、太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方にも、電力プランの選び方や電気料金の収支が参考になるでしょう。
この記事を読むことで、以下の点が分かります。
- 高気密高断熱住宅の屋内環境の実態
- 暑い8月の電気使用量と電気代の実態
- 太陽光発電&蓄電池の効果(設備は必要なのか?)
- おすすめの電力会社とプラン
それでは、詳細なレポートを始めましょう!
2024年8月の屋外状況(群馬県)
群馬県の2024年8月の屋外気温を確認していきます。
平均気温と最高気温/最低気温をグラフ化しました。
グラフ下部の数字は一日の温度差の値です。
屋外のデータは気象庁より入手しています。
気象観測地点と少々距離がありますが、大きくは違わないです。
- 平均気温:29.1℃
(7月の28.4℃から+0.7℃) - 最高気温:37.8℃
(7月の38.4℃から▲0.6℃) - 最低気温:24.1℃
(7月の21.0℃から+3.1℃)
2024年8月の外気温は過酷でした。平均気温29.1℃、最高気温は37.8℃。特に8月12日と17日は真夏のピークで、外に出るのが厳しかったです。でも、高気密高断熱住宅のおかげで、家の中は驚くほど快適でした。
外は37.8℃でも、家の中はクール暖1台(クール暖の室外機は40畳タイプ1台のみ)で28℃をキープできました。これは高気密高断熱の力を実感する瞬間です!
住環境の記録:2024年8月1日〜31日
快適な住環境に欠かせないお家の性能!
我が家の基本情報はこちらです👇
- 面積:106m2(32坪)
- 階数:平屋(勾配天井、ロフトあり)
- 断熱性能(UA値):0.23w/m2k(HEAT20・G3、断熱等級7)
- 気密性能(C値):0.13cm2/m2
- 工法/構想:木造軸組工法
- 換気システム:第1種全熱交換型
- 太陽光発電:なし → 12kW(2023年6月運用)
- 蓄電池:なし → 6.2kWh(実効容量)(2023年6月運用)
我が家は2021年の新築時は太陽光発電と蓄電池は未設置でしたが、2023年に導入しました。
設備導入の際に、「太陽光発電の搭載量」や「蓄電池の量」や「V2H+EV」など複数案検討しました。
そちらについても参考になると思いますので、気になる方はご覧になっていただけると嬉しいです。
屋内温度の計測点
- リビング(南側一等地)
- ロフト(高所注意!)
- 寝室(北側角部屋)
- 脱衣室(西側)
- 子供部屋(東側)
- 床下(基礎断熱=屋内扱い)
- 屋根裏(屋根断熱=屋内扱い)
我が家の生活スタイルですが、各部屋の扉は閉めずに生活しています。
ですので、空気の循環は良い状況です。
このような生活スタイルができるのも高気密高断熱住宅の特徴ですね。
屋内平均温度と温度差
屋内の平均温度と最高温度/最低温度を示し、一日の最大温度差を見ていきます。
※実際の居住スペースではない「床下」と「屋根裏」は除きます。
平均・最高温度・最低温度の値をピックアップ
- 屋内平均温度:26.0℃(快適)
- 各計測点の最大温度差:3.1℃(8月15日)
- 最高温度は28.3℃と高い(8月12日@脱衣室)
- 最低温度は24.0℃(8月24日@リビング)
屋内の平均温度は26℃、最高温度は28.3℃。最低温度は24℃まで下がりました。家の中で温度変化が少ないのは、僕たちにとっても赤ちゃんにとっても嬉しいポイントです。特に、1歳11ヶ月の宅郎Jrにとって、温度変化が少ない環境は健康的で安心です。
家の中がこんなに安定していて、外の暑さを感じないっていうのが最高です!
外出先から帰ってきた際に幸せを感じます。
最も屋内の温度が上がったのは、8月12日です。
脱衣室で28.3℃を記録しました。
リビングは27℃台ですが、子どもと戯れるとやや暑いです。
そんな時はサーキュレーターで空気を動かし、体感温度を下げるようにしています。
湿度比較
我が家ではダニ・カビに対して意識高い系で過ごしているため、一年通して人間に対してのみ快適な湿度の維持に努めています。
目標の湿度は、
・相対湿度:40%〜60%
・絶対湿度:7g/kg〜13g/kg
です。
相対湿度[%]
相対湿度[%]で屋外と屋内を比較していきます。
屋内の湿度は各部屋(床下、屋根裏を除く5ヶ所)の平均値です。
- ■屋外の相対湿度
-
- 平均相対湿度:71.7%
- 最高相対湿度:97.0%(8月30日)
- 最低相対湿度:37.0%(8月11日)
- ■屋内の相対湿度
-
- 平均相対湿度:57.2%(床下、屋根裏除く)
- 最高相対湿度:74.0%(8月31日)
- 最低相対湿度:52.0%(8月21〜26日)
クール暖の除湿能力を補うために、除湿機を使用しています。
その効果で、8月後半に向かうにつれて屋外の湿度が上昇していますが、屋内は一定の相対湿度をキープできています。
絶対湿度[g/kg]
湿度の実態を見るには、相対湿度よりも絶対湿度の方が一目瞭然です。
湿度変化を確認するために、絶対湿度で比較してみましょう。
絶対湿度は計算で求めています。
(絶対湿度[g/kg]:1kgの空気の中に含まれる水分量[g]を示した値)
- ■屋外の絶対湿度
-
- 平均絶対湿度:18.2g/kg
- 最高絶対湿度:21.7g/kg(8月13日)
- 最低絶対湿度:12.5g/kg(8月1日)
- ■屋内の絶対湿度
-
- 平均絶対湿度:12.3g/kg(床下、屋根裏除く)
- 最高絶対湿度:16.3g/kg(8月23日)
- 最低絶対湿度:10.4g/kg(8月29日)
絶対湿度は最大で何と!21.7g/kgでした。この水蒸気量はとてつもないですね。一日の平均絶対湿度でも、19.9g/kg@8月24日ととんでもない湿気です。
平均絶対湿度19.9g/kgの屋外ですが、屋内はどのような状況になっているでしょうか?
除湿機1台ですが、屋内の絶対湿度は目標値内で概ねキープできています。やはり、我が家の快適な居住空間には除湿機が必要なようです。
参考に我が家で使用している除湿機はこちらです👇
除湿能力が高く、消費電力が少ないのが特徴です。
どんな除湿機にすればいいんだろ?と悩んでいる方は一度導入を検討してみることをオススメします。
クール暖(&エコヌクール):水温設定
8月は冷房を連続稼働しています。
クール暖は水温を指定することで、室温を調整するためやや難しいです。
8月の我が家の水温設定は7℃〜14℃で調整を行いました。
タイマーを下記の設定にして運用しました。
・日中(7時〜21時):標準
・夜間(21時〜7時):ひかえめ(3℃高く運転)
この設定で一日快適な温度で過ごすことができました。
電気使用量&電気料金の紹介
電気の使用量に関わる基本情報を共有しておきます。
断熱性能はHEAT20 G3(断熱等級7)です。
- 面積:106m2(32坪)
- 階数:平屋(勾配天井、ロフトあり)
- 断熱性能(UA値):0.23w/m2k
- 気密性能(C値):0.13cm2/m2
- 工法/構想:木造軸組工法
- 換気システム:第1種全熱交換型
オール電化です。
- 冷暖房設備
協立エアテック:クール暖(輻射式冷暖房) - 換気設備
マーベックス:澄家(全熱交換型第一種換気) - 給湯設備
三菱:エコキュート(Sシリーズ460L) - 調理器具(IH)
三菱:ユーロスタイルIH(グリルなし) - 食洗機
BOSCH:60cmビルトイン食洗機(SMV46TX016) - 洗濯機
SHARP:ドラム式洗濯乾燥機(ES-W113) - 除湿機(梅雨、夏時期のみ使用)
三菱:衣類乾燥除湿機(MJ-M120PX)
エレクトロラックス:除湿機(UltimateHome 500)
2022年9月6日に第一子が誕生しました。
生活スタイルは2022年9月から大きく変わりました。
- 居住者:夫婦+子供1
- お休み:基本的には土日祝日休み
- 屋内の服装
夏:半袖半ズボン
冬:長袖長ズボン(薄手) - 室温目標
夏:25℃〜28℃
冬:22℃〜24℃ - 湿度目標
相対湿度:40%〜60%
絶対湿度:7g/kg〜13g/kg - 食洗機:1日に1回が基本
- 洗濯:
2日に1回が基本→ 1日に1回が基本
夏:洗濯機の乾燥機能を使用
冬:部屋干し・・・節電+加湿→ 洗濯機の乾燥機使用
※子育て中の今、乾燥機能は手放せず、冬でも使います - お風呂:基本的に毎日入浴
電力料金の仕組みをおさらい
一般的なご家庭で電気を使用した際の電気料金の算出方法をおさらいしておきます。
代表例として「東京電力エナジーパートナー」の「従量電灯B」の算出方法を示します。
使用量に対して、“単価”と“燃料費調整額”と“再エネ賦課金”が掛け算で計算されます。
如何に使用量を減らすかが、電力料金を抑える唯一の方法です。
※2024年4月より、「容量拠出金」を請求する電力会社もちらほら出てきています。
ご契約の電力会社、切替を行う際はよく確認しましょう。
「容量拠出金」については下記の記事でまとめてますので、参考にしていただければと思います。「容量拠出金」については下記の記事でまとめてますので、参考にしていただければと思います。
電力使用予測(エネルギーパス協会の事前予測)
使用量予測 | 電気料金予測 | 電力単価 (1kWhあたり) |
---|---|---|
619kWh | 24,742円 | 40.0円 |
契約中の電力会社とプラン
2024年8月現在の電力会社および、電力プランは下記です。
電力会社 | 電力プラン | 電力単価 | 特徴 |
---|---|---|---|
JAPAN電力 | くらしプランS | 電力量料金(400kWhまで):27.00 円 電力量料金(400kWh超過):26.00 円 | 基本料金がゼロ円 買電量が少ないと基本料金分お得 「容量拠出金」744円加算 (一律3kWとみなし248円/kWを計上) |
電力使用量
2024年8月(2024/8/1〜2024/8/31)の電力使用量は下記となりました。
予測使用量 | 2023年 実際の使用量 | 2024年 実際の使用量 | 予測との差 (予測比) | 前年との差 (前年比) |
---|---|---|---|---|
619kWh | 737kWh | 794kWh | +175kWh (128%) | +57kWh (108%) |
なかなかの使用量です。
昨年と同じ室温だと、子どもの熱量で熱く感じます笑
冷房は自ずと「強め」となってしまいました。
結果的に、予測に対しても2023年実績に対しても超過しました。
買電量
2024年8月(2024/8/1〜2024/8/31)の買電量は下記となりました。
2023年 買電量 | 2024年 買電量 | 前年との差 (前年比) |
---|---|---|
133kWh | 178kWh | +45kWh (139%) |
使用電力の増加に伴って、買電量も増加しています。
熱帯夜が続き夜間の電力使用が増加したためですね。
我が家の蓄電池容量(6.2kWh)ではカバーしきれないため、一定の買電量は発生してしまいます。
日別の電力使用量&買電量
8月は前日、冷房&除湿機を24時間連続運転しています。
屋外の平均気温との相関がありそうですね。
8月17日、18日に使用電力が少ないのは、外泊しているためです。
洗濯、料理、洗濯、給湯などがないと、平均よりも7割少ない電力使用量になるようですね。
平均電力使用量は25.6kWhと多くの電力を使用する季節となっています。
屋外気温が高く、最も電力使用量が多かった8月12日と、外泊で使用電力が少なかった8月18日の詳細を確認してみましょう。
8月12日の電力状況
日中に家電の利用を集中させているため、夜間よりは日中の方が使用電力量は多くなっています。太陽光発電の電力を効率よく使えていますね。
一方で夜間の消費電力も料理などで1.0〜1.5kWhあり、蓄電池は約5時間程度て力尽きています。
8月18日の電力状況
この日は前日からお出かけしており、15時ごろに帰ってきました。
日中の使用電力は安定しており、人間がいないと増減が無いことがわかります。12時の1.3kWhに増加していますが、これはエコキュートの沸き上げですね。前日はお湯を使ってませんが、お湯の温度が下がった分沸きあげを行ったのでしょう。
電力料金
2024年8月(2024/8/1〜2024/8/31)の電力料金は下記となりました。
予測料金 | 2023年 実際の電力料金 | 2024年 実際の電力料金 | 予測との差 (予測比) | 前年との差 (前年比) |
---|---|---|---|---|
24,742円 | 2,999円 | 6,981円 | ▲17,761円 (28%) | +3,982円 (233%) |
内訳
項目 | 単価[円] | 買電量[kWh] | 金額[円] |
---|---|---|---|
基本料金(60A) | 0 | − | 0 |
容量拠出金 | − | − | 744 |
電力量料金(1段料金) | 27.00 | 178.45 | 4818.15 |
燃料費調整額 | 2.96 | 178.45 | 528.21 |
再生可能エネルギー発電進捗賦課金 | 3.49 | 178.45 | 622.79 |
合計 | 6,713 |
日別の電気料金
買電量は昨年比139%(+45kWh)ですが、電気料金は233%(+3,982円)と「量」と「料金」に差があります。
これは、下記の要素が重なったためです。
・政府の軽減措置の終了
・電力単価の値上がり
・再エネ賦課金の値上がり
・容量拠出金の新設
今後も電気料金の値上がりには注意が必要ですね。
燃料費調整額の推移
我が家の歴代の燃料費等調整額です。
各電力会社で計算が異なるため、その当時契約していた電力会社も記載しています。
燃料費等調整額の高騰に伴い、国による電気料金軽減措置が行われています。
- 2023年2月〜9月分:▲7 円/kWh
- 2023年10月〜2024年4月分:▲3.5円/kWh
- 2024年5月分:▲1.8円/kWh
- 2024年8月〜9月:▲4円/kWh ※
- 2024年10月:▲2.5円/kWh ※
※:「酷暑乗り切り緊急支援」として補助が検討されています。
(注意)
各電力会社によって軽減措置の適用月が変わることがあります。
我が家の契約するJAPAN電力では1ヶ月のタイムラグがあります。
再エネ賦課金の推移
賦課金単価については、毎年度、当該年度の開始前に、再エネ特措法で定められた算定方法に則り、経済産業大臣が設定しています。
2024年(5月から翌年4月分)の再エネ賦課金は3.49円/kWhです。
2023年は燃料費高騰の影響で再エネ賦課金は減少していましたが、2024年からは元通りです。
電力単価の推移(含む基本料金、燃料調整額、再エネ賦課金)
2024年8月はそこそこの買電を行ったため、容量拠出金(744円)が分散され、37.4円/kWhと落ち着いています。
太陽光発電の発電状況
我が家は2021年新築時は太陽光発電&蓄電池はありませんでしたが、電力高騰を考慮し2023年に増設を決意!
2023年6月から稼働させ運用しています。
そんな太陽光発電&蓄電池の運用状況をご紹介します。
2023年に導入し、2023年6月から運用を開始
- 太陽光発電パネル
・メーカー:Hanwha Q SELLS
・モデル:Q.PEAK DUO M-G11
・発電容量:400W×30枚=12kW - 太陽光パネルの設置条件
・屋根傾斜角:14.04度
・方位角:135度 - パワーコンディショナ
・メーカー:ダイヤゼブラ電機
・モデル:9.9kW 5回路モデル(EHF-S99MP5B) - 蓄電池
・メーカー:ダイヤゼブラ電機
・モデル:EIBS7
・蓄電容量:6.2kWh(実効容量)
▶蓄電池の運転モード
・運転モード:節エネ(日中の余剰電力で蓄電し、夜間放電する)
・使い切りレベル:0(残量0%まで放電する)
発電量
月別の発電量および、年の累積を示したグラフです。
メーカー(Q SELLS)のシミュレーションと2023年の実績も記載しています。
2024年8月の発電量は1,470kWhでした。
シミュレーションの1,235Whに対しては、+235kWh(119%)でした。
シミュレーションよりは多く、2023年よりは少なくとですね。
天気次第なので、完全に運任せですね⛅️🎲
電力使用量と発電量の収支
プラスは発電量、マイナスは使用量を示します。
グレーの線はその月の収支を示します。
日別の電力収支
理論値発電量は屋根の傾斜/向き、日射量などから求められた値です。
- システム容量:12kW
- 屋根傾斜角:14.04度
- 方位角:135度
- 温度損失:10,15,20(季節別)
- パワコン損失:5%
- その他損失:5%
電力自給率
電力自給率は下記の式で求めています。
夜間の電力使用量も多く、自給率としては不利な8月ですが、70%の自給率を達成しました。
<電力自給率UPのポイント>
✔エコキュートの沸きあげは日中に行う
✔洗濯乾燥は日中に行う
✔食洗機は日中に使用する(1日分をまとめて洗浄)
✔夜間は極力電力を使わない
売電量
我が家では蓄電池も導入し、極力自己消費しようと考えています。
消費しきれない分に関しては売電を行っています。
売電金額
我が家の余剰電力はFIT制度(固定価格買取制度)によって16円/kWhで買い取られます。前述した電力単価と比べるととても安いですね。
2024年8月の売電量は815.61kWhでしたので、815.61kWh×16円=13,050円となります。ありがたい金額のキャッシュインです!
日別の売電金額
電力に関する金額収支(買電・売電の収支)
下記は電力料金を支出、売電金額を収入とした際の収支を示したグラフです。
2024年8月は冷房&除湿機をフル稼働していますが、金額上はプラス収支となっています。+6,069円で僅かではありますが、ありがたいです。
太陽光発電&蓄電池の効果
ここでは、太陽光発電&蓄電池の有無でどれくらい電気料金が変わってくるのかを検証してみます。
この検証によって、設備を導入した効果を見える化したいと思います。
設備有無によって、相性の良い電力契約があるため、比較しているプランが異なります。
■設備あり(現在契約中の電力プラン)
JAPAN電力:くらしプランS
■設備なし
TEPCO:従量電灯B
太陽光発電&蓄電池の有無比較
- 設備あり:6,981円
- 設備なし:29,765円
差額:22,785円
太陽光設置後はあまり気にせずに電気を使うようになりましたが、もし設備がないと29,765円は目が飛び出てたかもしれません👀‼️
設備導入の費用と効果額の関係
(利回り算出)
<太陽光発電&蓄電池導入費用>
- 設備導入費用:4,400,000円(税込み)
- 群馬県からの補助金(再エネ補助金):150,000円
導入費用:4,250,000円
<利回りの計算式>
- 利回り(一月分を年間換算) = 毎月の効果額 ✕ 12ヶ月 ÷ 設備導入費
- 利回り(年間)= 年間効果額 ÷ 設備導入費
太陽光発電と蓄電池の効果を金額に換算すると、35,835円となります。設備導入の単月での利回りは10.1%です。
設備導入後の回収額(累計:406,683円)を利回り7%の投資商品(インデックス投資)で運用した場合の「シンの効果額」は、423,496円となりますが…
設備導入を行わずに、4,250,000円を優良な投資商品(インデックス投資)を購入していたらどうなっていたか?
<条件>
- 設備導入費用(4,250,000円)を一括投資
- 運用利回りは7%
- 設備導入していない場合の電気料金を差し引く
設備導入を有/無で資産推移は15ヶ月目で8,176,763円の差があります。
設備導入は初期費用が負担となり、プラス圏にするのも時間がかかりますし、途中設備の故障もあるでしょうから、設備非導入に追いつくことはとても困難です。
各電力会社の比較
2024年8月現在、我が家が契約している電力会社は「JAPAN電力」です。
太陽光発電&蓄電池が備わったことで、電気の買い方は大きく変わりました。
それは、買電量がものすごく少なくなったということです。
そうすると、気になってしまうのが「基本料金」です。
我が家は基本料金ゼロ円の「JAPAN電力」へ2023年8月分から切り替えました。
我が家の契約プラン以外ではいったいどうなるのか?気になります!
そこで、僕が気になる7社(8プラン)をピックアップして、電力料金の比較を行ってみました。
前提条件
<前提条件>
✔我が家はオール電化のため、60A(6kVA)での契約
✔東京電力管内
✔太陽光発電&蓄電池と相性の良いプランを優先(基本料金ゼロ円、深夜割安)
✔比較のためTEPCO従量電灯B等も記載する
※あくまで筆者調べのため、参考扱いでお願いします。
電力会社、プラン比較表
異なる電力会社のプランを比較することで、各ご家庭に最も適した選択をすることが重要です。また、高気密高断熱住宅と太陽光発電を最大限に活用するためには、電力会社のプランも見直すことが必要です。
2024年6月は買電量がすごく少ないので、基本料金ゼロが圧倒的に有利となります。
ご家庭に応じた最適な電力会社を探すのに下記のサイトが便利です。
是非活用してみてください!
電力料金の支払額レース(月間ランキング)
2024年8月の安さランキング
🥇1位:シン・エナジー(夜フィット)…6,422円
🥈2位:Looopでんき…6,695円
🥉3位:JAPAN電力…6,981円
4位:シン・エナジー(きほん)…7,071円
5位:九電みらいエナジー…7,091円
6位:TEPCO(従量電灯B)…7,343円
7位:タダ電…7,806円
8位:よかエネEAST電灯…8,015円
2024年8月の電力料金はあまり差がありませんでした。
一定量の買電がある場合は、基本料金0円のメリットが薄れてしまうことがわかる事例です。
電力料金の支払額レース(年間ランキング)
我が家の契約する「JAPAN電力」は年間レースの8月中継所地点で3位をキープしています。
太陽光発電+蓄電池でピークシフトを行うことで、夜間の電力が安い「Looopでんき」や「シン・エナジー(【夜】生活フィットプラン)」が有利のようですね。
各ご家庭に最適な電力会社・プランを探そう!
下記サイトがお助けしてくれます。
我が家と同様に太陽光発電&蓄電池のあるご家庭には、基本料金0円のプランがお勧めです。
いくつかピックアップしましたので、検討してみてください。
まとめ
8月の猛暑にも関わらず、我が家の高気密高断熱住宅は驚くほど快適でした。
屋外の最高気温が37.8℃にも達する中で、室内温度は平均26℃。この快適な環境は、家の性能と太陽光発電、蓄電池によるエネルギー効率の高さが大きな要因です。
電気使用量は予測を超えたものの、太陽光発電のおかげで電気代を大幅に抑えることができ、実質的にはプラスの収支となりました。太陽光発電がもたらす効果は、電気代の節約だけでなく、長期的に見ても大きな投資効果を発揮しています。
また、太陽光発電を導入している家庭におすすめの電力プランを比較することで、自分に合ったプランを選ぶ重要性も再確認できました。例えば、LooopでんきやJAPAN電力は、電気代を大幅に抑えられるプランとして非常に魅力的です。
- 平均温度:26.0℃(冬季目標:22℃〜24℃)(夏季目標:25℃〜28℃)
- 平均相対湿度:57.2%(目標:40%〜60%)
- 平均絶対湿度:12.3g/kg(目標:7g/kg〜13g/kg)
8月の屋外は絶対湿度が20g/kgを超える日が多く、とても蒸し暑い環境でした。
我が家は屋内全体が24時間快適に保たれているため、暑い屋外から帰ってきた際は「幸せ」を感じます。
家を建てる際の重要ポイントだったので、実現できて良かったと思います。
- 予測電力使用量:619kWh
- 予測電気料金:24,742円
- 実際の電力使用量:794kWh(予測比128%、前年比108%)
- 実際の買電量:178kWh(前年比139%)
- 実際の電気料金:6,981円(予測比28%、前年比233%)
※2022年9月から家族が増えました!在宅時間は大幅に増加!洗濯等の回数も増加しています。
※2022年11月から電気会社変更(Looopでんき → 九電みらいエナジー)
※2023年1月から子供が沐浴を卒業し、シャワー中心からお風呂中心へシフト
※2023年6月から太陽光発電&蓄電池を運用開始
※2023年8月から電力会社変更(九電みらいエナジー → JAPAN電力)
- 1m2あたりの電気使用量:7.5kWh/月(794kWh÷106m2)
- 1m2あたりの電気料金:65.9円/月(6,981円÷106m2)
- 1kWhあたりの電気単価(基本料金含む):37.4円
毎日毎日に暑くてしんどい8月でした。夜間も気温が下がらないため、冷房は多用したため昨年に比べて電力使用量が多くなってしまいました。
また、使用量は前年比108%に対して、電力料金は233%と料金の値上がりを感じます。
(補助金の終了、電力単価の値上がり、再エネ賦課金の値上がり、容量拠出金の新設が影響)
- 電力自給率:70.0%
- 太陽光&蓄電池の有無での電気料金差額:22,785円
- 売電電力量:816Wh
- 売電収益額:13,050円(売電単価:16円)
- 太陽光&蓄電池の効果額:35,835円(利回り10.1%)
夜間も気温が下がらず、冷房負荷が高かったですが、自給率は70%を達したのでまずまずです。
設備稼働から15ヶ月が経過した現在、効果額を投資運用した場合と導入費用を一括で投資運用した場合を比較すると(運用利回りは7%と仮定)、
・設備導入効果額を運用した場合の資産推移:▲3,827,000円
・設備導入せずに一括投資した場合の資産推移:4,350,000円
となり、設備導入は圧倒的に不利な状況です。
2024年8月の安さランキング
🥇1位:シン・エナジー(夜フィット)…6,422円
🥈2位:Looopでんき…6,695円
🥉3位:JAPAN電力…6,981円
4位:シン・エナジー(きほん)…7,071円
5位:九電みらいエナジー…7,091円
6位:TEPCO(従量電灯B)…7,343円
7位:タダ電…7,806円
8位:よかエネEAST電灯…8,015円
8月も7月に続きある程度の買電があったため、基本料金が0円のメリットが薄れ、大きな差が出ない月となりました。
1位のシン・エナジー(夜フィット)と8位のよかエネEAST電灯との差は、1,593円でした。
最後に、このブログを通じて、僕たちの暮らしの様子や家づくりのポイントが皆さんに少しでも役立てば嬉しいです。家を建てる方や太陽光発電を考えている方にとって、快適で経済的な生活を手に入れるためのヒントが詰まっていると信じています。
これからも、家族みんなが安心して暮らせる、そしてエコでお得な生活を目指していきますので、どうぞお楽しみに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!