こんにちは。我が家は普通の家族、妻のなっちゃん、10ヶ月の我が子と3人で生活しています。我が家が特別なのは、高気密高断熱住宅という素晴らしい住まいに住んでいることです。そして驚くべきことに、この家のおかげで6月の電気料金はたったの2,885円!(うち、基本料金は1,711.14円)なんと月平均の電力自給率は86.7%を実現しています。
節約術ではなく、我が家の住まいそのものが、暑い夏でも快適な生活と驚きの低燃費性を同時にもたらしてくれています。このブログでその体験談を皆さんに紹介したいと思います。一緒に、快適さと省エネを両立する住まいの可能性について考えてみませんか?
この記事では、我が家の暮らしの中で感じた高気密高断熱住宅の素晴らしさ、そして、その性能がどのように我が家の電力消費に影響を与えているかを詳しくお伝えします。後半では、具体的なエネルギー使用状況と我が家の実際の電気料金についてもご紹介します。これからのエコライフに興味がある方は必見ですよ!
<結論>
猛暑日目前でも家中どこでも快適!
梅雨入りして屋外はジメジメでも、屋内は快適な湿度を維持
屋内の平均室内温度は24.8℃
屋内の平均湿度は55.3%
電気使用量は572kWh(予測通り)
電気料金は2,885円(少ない、太陽光&蓄電池の効果)
電力自給率は86.7%
高気密高断熱(C値0.13cm2/m2、UA値0.23w/m2k)の暮らし紹介
- 6月の屋外/屋内の温湿度状況
- 6月の光熱費(九電みらいエナジー:dポイントプランN)
- 太陽光&蓄電池の運用効果
お家づくりで後悔しないためのポイント
日本に於ける6月特有の悩みTOP5を確認してみます。
このお悩みに対して高気密高断熱住宅が対抗できる項目にアンダーラインを引いてみます。
- 暑さ対策
6月になると日本は梅雨から夏へと季節が移り変わります。暑さによる居住環境の不快感やエアコン使用による電気料金の高騰が課題となります。 - 湿度対策
梅雨の季節は高湿度が続くため、家の中がジメジメとし、カビやダニの増殖、結露などの問題が生じやすくなります。 - 換気問題
家の中を涼しく保つために窓を閉め切りがちになりますが、これが新鮮な空気の供給を阻害し、室内の空気環境が悪化する問題があります。 - 節電と快適性の両立
電気代を節約したい一方で、快適な生活環境を維持したいというジレンマが生じます。 - 子どもや高齢者の体調管理
熱中症対策としての冷房使用と、風邪引き防止のための適切な温度管理のバランスを保つことが求められます。
6月は一年の中でも暮らし難い季節になってきます。
何と言っても暑さとジメジメのダブルパンチです。
しかし!高気密高断熱なお家であれば対抗することができるんです!
では、具体的にどのような暮らしになるのか?確認していきたいと思います。
2023年6月の屋外状況
屋外の気温/湿度は、屋外に設置した温湿度計(SwitchBot)で計測していましたが、2023年6月10日にお亡くなりになりました。状況としては、温度計内部が水浸しになっていて、手の施しようがありませんでした…
屋外にSwitchBotを設置したのは、2022年6月1日ですので、約1年間で天に召されました。
やはり防水ではないSwitchBotを使用していましたので、長くは耐えられませんでしたね。
ということで、2023年6月からは、気象庁のデータを使用して行きたいと思います。
我が家があるのは群馬県です。官署(気象台等)がある前橋市のデータを用います。
2023年6月の屋外気温@群馬県
群馬県の2023年6月の屋外気温を確認してみます。
平均気温と最高気温/最低気温をグラフ化しました。
グラフ下部の数字は一日の温度差の値です。
- 平均気温:23.3℃
(5月の19.7℃から+3.6℃)
(2022年6月の平均気温:23.7℃) - 最高気温:34.7℃
(5月の31.7℃から+3.0℃) - 最低気温:13.3℃
(5月の10.4℃から+2.9℃)
僕たちが住む群馬県の6月の平均気温は23.3℃となり、暑さを感じる日々が続きました。
関東は6月8日に梅雨入りしたのに、気温の上昇が止まりませんね。
最高気温は34.7℃になる日もあり、猛暑日(35℃以上)寸前です。
6月といえば梅雨の時期で、雨や曇りが多いイメージだけど、25℃以上の夏日が続出ね!30日中22日が夏日、その内7日が真夏日!!(30℃以上)
しっかり暑さ対策しなきゃね!
梅雨でジメジメ + 夏日続出の強い味方が「高気密高断熱」ですね。
家中どこでも快適なので、赤ちゃんも安心してハイハイできます🚼
住環境の記録:2023年6月1日〜6月30日
お家の基本スペック
- 面積:106m2(32坪)
- 階数:平屋(勾配天井、ロフトあり)
- 断熱性能(UA値):0.23w/m2k(HEAT20・G3、断熱等級7)
- 気密性能(C値):0.13cm2/m2
- 工法/構想:木造軸組工法
- 換気システム:第1種全熱交換型
- 太陽光発電:なし → 12kW(2023年6月運用)
- 蓄電池:なし → 6.2kWh(実効容量)(2023年6月運用)
また、断熱性能、気密性能に関する「おさらい」はこちらの記事を参考にしてください。
太陽光発電と蓄電池を2023年6月から導入しました。設備の詳細は下記記事をご覧ください。
温度比較
- リビング(南側一等地)
- ロフト(高所注意!)
- 寝室(北側角部屋)
- 脱衣室(西側)
- 子供部屋(東側)
- 床下(基礎断熱=屋内扱い)
- 屋根裏(屋根断熱=屋内扱い)
各部屋の平均温度と屋外気温を折れ線グラフで表示しています。
ざっくりですがトレンドを掴めるかと思います。
屋内平均温度と温度差
平均温度のトレンドで全体感は捉えましたが、一日の温度変化が見えてきません。
そこで、平均温度と最高温度/最低温度を示し、一日の最大温度差を見ていきます。
※実際の居住スペースではない「床下」と「屋根裏」は除きます
それぞれの値をピックアップ
- 屋内平均温度:24.8℃(快適)
- 各計測点の最大温度差:3.8℃(6月18日)
お風呂上がりに瞬発的に温度上昇してしまう「脱衣室(温度高い)」とメインスペースの「リビング(温度低い)」の差です。少々意地悪な比較かもしれません。 - 目標温度域(夏季:25℃〜28℃、冬期:22℃〜24℃)としていますが、平均温度は中央付近を推移してますし、最大/最低に関しても概ね目標温度域ないです。
湿度比較
相対湿度[%]
馴染みのある相対湿度[%]で屋外と屋内を比較してみます。
屋内の湿度は各部屋(床下、屋根裏を除く5ヶ所)の平均値です。
- ■屋外の相対湿度
-
屋外の相対湿度は平均67.8%で目標の40〜60%を上回っています。
6月8日の梅雨入りだったので、その日を堺に相対湿度は上昇していることがわかります。
梅雨らしい湿度感ですね。 - ■屋内の相対湿度
-
屋内の相対湿度は平均58.3%(床下、屋根裏除く)で目標の40〜60%に納まっています。
屋外の影響を多少受けていますが、基本的には安定しています。
最高相対湿度が70%代で高いですが、これは脱衣室です。どうしてもお風呂上がりに瞬発的に上がってしまいます。
絶対湿度[g/kg]
湿度の実態を見るには、相対湿度よりも絶対湿度の方が一目瞭然です。
湿度変化を確認するために、絶対湿度で比較してみましょう。
絶対湿度は計算で求めています。
(絶対湿度[g/kg]:1kgの空気の中に含まれる水分量[g]を示した値)
- ■屋外の絶対湿度
-
屋外の絶対湿度は平均12.2g/kgです。
平均すると目標とする7〜13g/kg内の値ですが、梅雨入りの6月8日以降は高い値となっています。
こうなると窓開け換気は禁物ですね。屋内の湿度が跳ね上がり、ダニの増殖が爆発的に加速します。 - ■屋内の絶対湿度
-
屋内の絶対湿度は平均11.6g/kg(床下、屋根裏除く)です。
屋外の影響は若干ありますが、目標の7〜13g/kg内を推移しています。
最大絶対湿度は目標よりもだいぶ高いですが、お風呂上がりの脱衣室で瞬間的な値です。
我が家の除湿機の紹介です。
お家の性能と相まって、一台で湿度コントロールを行えています。
パワフルなコンプレッサー式ですが、消費電力が少ないという優れものです!!
少々お値段は張りますが、昨今の電気料金高騰を考えるとオススメの一台です。
クール暖(&エコヌクール):水温設定
クール暖(エコヌクール)の水温設定と平均温度の関係をグラフにしました。
(水温設定:棒グラフ、平均温度:折れ線グラフ)
クール暖を使用する上で、露点温度との関係性が重要だと考えています。
夏季であれば、露点温度を下回る設定とすることで、除湿効果が得られます。
冬季であれば、露点温度を下回る場所を屋内に作らないことで、結露を防止できます。
下記は露点温度とクール暖の設定温度を示したグラフです。
露点温度の折れ線グラフとクール暖設定温度の棒グラフが重なっているということは、上手に除湿できていないことを意味します。かと言って無駄にクール暖の水温を下げると寒くなってしまうので難しいところです。
6月は全域でクール暖(冷房)を使用しました。
6月1日と22日は屋外気温が低かったため、夜間は停止しました。
その他に関しては、昼間と夜間で設定温度を変更しています。
住環境のトピックス
2023年6月は猛暑日(35℃以上)直前の34.7℃を記録しました。
そんな6月18日のリビングの様子を確認してみましょう。
下記は屋外気温とリビング温度を比較したグラフです。参考に日射量も示しています。
6月18日は14時に34.7℃に到達しました。屋外に出ることを避けたい温度ですね。この日は日曜日だったので、大人しくお家で過ごしました。
そして、お家の中はと言うと、快適な温度を維持できています。
リビングで赤ちゃんと遊んでいるとちょっと暑いかな〜
そんな時はサーキュレーターを活用して体感温度を下げて過ごしました。
クール暖はエアコンと違って風がないので、動いた後は扇風機やサーキュレーターが欲しくなりますね。
光熱費紹介
光熱費に関わる基本情報のご紹介です。
断熱性能はHEAT20 G3(断熱等級7)です。
- 面積:106m2(32坪)
- 階数:平屋(勾配天井、ロフトあり)
- 断熱性能(UA値):0.23w/m2k
- 気密性能(C値):0.13cm2/m2
- 工法/構想:木造軸組工法
- 換気システム:第1種全熱交換型
- 太陽光発電:12kW
- 蓄電池:6.2kWh(実効容量)
オール電化です。
- 冷暖房設備
協立エアテック:クール暖(輻射式冷暖房) - 換気設備
マーベックス:澄家(全熱交換型第一種換気) - 給湯設備
三菱:エコキュート(Sシリーズ460L) - 調理器具(IH)
三菱:ユーロスタイルIH(グリルなし) - 食洗機
BOSCH:60cmビルトイン食洗機(SMV46TX016) - 洗濯機
SHARP:ドラム式洗濯乾燥機(ES-W113) - 除湿機(梅雨、夏時期のみ使用)
三菱:衣類乾燥除湿機(MJ-M120PX)
エレクトロラックス:除湿機(UltimateHome 500)
2022年9月6日に第一子が誕生しました。
生活スタイルは2022年9月から大きく変わりました。
- 居住者:夫婦+子供1
- お休み:
基本的には土日祝日休み→ 毎日在宅(出産+育児期間) - 屋内の服装
夏:半袖半ズボン
冬:長袖長ズボン(薄手) - 室温目標
夏:25℃〜28℃
冬:22℃〜24℃ - 湿度目標
相対湿度:40%〜60%
絶対湿度:7g/kg〜13g/kg - 食洗機:1日に1回が基本
- 洗濯:
2日に1回が基本→ 1日に1回が基本
夏:洗濯機の乾燥機能を使用
冬:部屋干し・・・節電+加湿→ 洗濯機の乾燥機使用
※子育て中の今、乾燥機能は手放せず、冬でも使います - お風呂:
基本的にはシャワー
(快適な家になってからお風呂を欲しなくなった)
→基本的に毎日入浴(1月25日より子供が沐浴を卒業)
電力使用予測(エネルギーパス協会の事前予測)
消費量予測 | 光熱費予測 | 電力単価 (1kWhあたり) |
---|---|---|
567kWh | 22,680円 | 40.0円 |
建設時(2021年)は電力単価:29.1円/kWhでしたが、2022年の年末実績では電力単価:40円/kWhとなりました。
そのため光熱費の予測計算は40円/kWhで再計算しています。
✔29.1円/kWhの年間光熱費予測:175,500円
✔40.0円/kWhの年間光熱費予測:241,237円
年間で65,737円の差が生じることになります。
電力料金の仕組みをおさらい
一般的なご家庭で電気を使用した際の電気料金の算出方法をおさらいしておきます。
代表例として「東京電力エナジーパートナー」の「従量電灯B」の算出方法を示します。
使用量に対して、“単価”と“燃料費調整額”と“再エネ賦課金”が掛け算で計算されます。
如何に使用量を減らすかが、電力料金を抑える唯一の方法です。
電力使用量と光熱費
2023年6月(2023/6/1〜2023/6/30)の使用量と光熱費は下記となりました。
電力会社:九電みらいエナジー(dポイントプランN)
- 電気使用量は予測に対して101%
- 昨年の使用量に対しては201%
- 1m2あたりの電気使用量:5.4kWh/月(572kWh÷106m2)
- 1m2あたりの電気料金:27.2円/月(2,885円÷106m2)
- 1kWhあたりの電気単価(基本料金含む):53.4円
2023年6月の電気使用量は予測通り(101%)となりました。前年実績に対しては201%とかなり上回りました。昨年の使用量が異常に少ないですが、先月同様に昨年は日中留守にしていたことが大きいです。
昨年は日中の温度設定やや高めでしたが、今年は育児期間中のためそうは行きません。必要な時に必要なだけ冷房を使用した結果でしょう。
※2023年6月より、太陽光&蓄電池を稼働させたため、買電電力は大幅に減少しています。
1kWhの単価が53.4円/kWhと高いですが、使用量が少なく基本料金が占める割合が大きくなったためです。
内訳
項目 | 単価 [円] (前月比) | 使用量 [kWh] (前月比) | 金額 [円] (前月比) |
---|---|---|---|
基本料金(6kVA) | − | − | 1,711.14 (100%) |
電力量料金(昼間) | 25.26 (100%) | 11.1 (3%) | 280.48 (3%) |
電力量料金(夜間) | 17.72 (100%) | 43.4 (75%) | 768.64 (75%) |
燃料費調整額 | 2.21→0.91 (41%) | 54 (14%) | 49.14 (6%) |
再生可能エネルギー発電進捗賦課金 | 1.40 (100%) | 54 (14%) | 75.60 (14%) |
年間累計
エネパス予測および、昨年(2022年)・今年(2023年)の実績使用量・光熱費の累計グラフです。
2023年6月より太陽光&蓄電池を稼働させたため、累計光熱費の上昇が抑えられています。このギャップが導入に対する費用効果と考えていいと思います。この効果については後述します。
燃料費等調整額・再エネ賦課金の推移
燃料費調整額は値下がりが続き0.91円/kWhです。
2月からは、国による電気料金軽減措置(低圧:▲7円/kWh)が織り込まれた金額となっています。
本来の燃料費調整額は、0.91 + 7.00 = 7.21円/kWhとなるわけですね。
我が家の場合、電気料金軽減措置の効果は「7.00円/kWh × 54kWh = 378円」です。
太陽光&蓄電池の導入によって、軽減措置の恩恵は感じられなくなりましたね。
2023年(5月から翌年4月分)の再エネ賦課金は1.40円/kWhです。
2023年は燃料費高騰の影響で再エネ賦課金は減少しました。
2023年度の賦課金単価については、足元のウクライナ危機による急激な市場価格の高騰により、再エネ電気の販売収入(回避可能費用)が増加すること等から、以下のとおり、1kWh当たり1.40円となります。
経済産業省:再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2023年度以降の買取価格等と2023年度の賦課金単価を設定します
電力単価の推移
基本料金を含めた電力単価の推移を示します。
2023年6月より太陽光&蓄電池の導入に伴い、買電電力が減少したことから、基本料金の占める割合が増え単価が増加してしまいました。
基本料金がゼロ円の電力会社への見直しを考え中です。
電気使用量の分析
電気使用量のは屋外気温との関係が密接と考えています。
その他因子も含めて分析してみます。
電気使用量と因子の相関分析
相関分析を用いて電気使用量との関係性を分析してみます。
電気使用量に関係する因子(5つ)について相関係数を算出します。
- 屋外平均気温
- 屋外最高気温
- 屋外最低気温
- 日照時間
- 屋内平均温度
相関係数 | 相関の強さ |
---|---|
1.0〜0.7 | 強い正の相関 |
0.7〜0.5 | 正の相関 |
0.5〜-0.5 | 相関なし |
-0.5〜-0.7 | 負の相関 |
-0.7〜-1.0 | 強い負の相関 |
6月は電力使用量との相関は「屋外平均気温」がダントツの一位(相関係数:0.73)となりました。
強い正の相関ですので、屋外気温の上昇で電気使用量が増えていると言えます。
冷房24時間運転の影響は大きいですね。
2023年6月の電気使用量
- 電気使用量の“平均”は19.1kWh
- 電気使用量“最小値”は6月1日(13.2kWh)
- 電気使用量“最大値”は6月24日(23.1kWh)
- 最も電気使用量が多かったのは6月24日です。
この日の平均気温は25.3℃で他の日と変わりませんが、食洗機・洗濯乾燥の回数が多いためです。 - 最も電気使用量が少なかったのは6月1日です。
この日の平均気温は20.2℃で冷房を使用しましたが、夜間は停止したためです。 - 最高気温34.7℃の猛暑日直前となった6月18日は、普段と変わらない冷房の使い方ですが21.6kWhとやや多めの電気使用量となりました。
2023年6月の電気料金
(参考)2023年5月の電気料金グラフ
- 電気料金の“平均”は39.1円
- 電気使用量“最小値”は6月1日(0.98円)
- 電気使用量“最大値”は6月2日(149.83円)
- 2023年6月より太陽光&蓄電池の運用を開始
- 買電電力料金はかなり抑えられて平均39.1円
- 6月8日より梅雨入りですが、12kWの太陽光のお陰でほとんど買わずにすみました。
太陽光発電の運用実績
2023年6月より、太陽光発電&蓄電池の運用を開始しました。
どのような電力収支になっているのか、毎月確認していきたいと思います。
また、設備“あり”と“なし”で電気料金にどのような差があるかも比較したいと思います。
電力収支(daily)
プラスは発電量を示します。
マイナスは使用量を示します。
グレーの線はその日の収支を示します。
参考として、理論値発電量を示します。
理論値発電量は屋根の傾斜/向き、日射量などから求められた値です。
- システム容量:12kW
- 屋根傾斜角:14.04度
- 方位角:135度
- 温度損失:10,15,20(季節別)
- パワコン損失:5%
- その他損失:5%
理論値発電量よりも多く発電してくれていることは頼もしいですね。
今後も引き続き太陽光発電さんには頑張って頂きたいです。
発電状況(pickup)
電力収支がトップとワーストの一日を比較してみましょう。
電力収支トップ:2023/6/17
電力収支ワースト:2023/6/2
6月17日はMAX発電量が8kWhを超えていますが、6月2日に関しては1kWh程度です。天気によってここまで変わるのが現在の太陽光発電です。
2日の天気は本格的な雨模様で日中でも暗いような日でした。このような日は稀で、曇や多少の雨であれば日射量が発生して発電可能です。
電力自給率
電力自給率は下記の式で求めています。
平均電力自給率は86.7%です!
ワーストでも65%の自給率は良い成績だと思っております。
引き続き、太陽光発電+蓄電池で高い自給率を維持したいものです。
売電収入
我が家のFIT契約は2023年のため、売電単価は16円となります。
売電価格は16円のため、あまり売るメリットはありませんが、捨ててしまうよりは100倍マシなためせっせと売電します。
2023年6月は907.75kWhの売電となり、14,524円の売上となりました。
太陽光&蓄電池の有無比較
ここでは、太陽光&蓄電池の有無でどれくらい電気料金がか変わってくるのかを比較します。
設備有無によって、相性の良い電力契約があるため、比較しているプランが異なります。
■設備あり(現在契約中の電力プラン)
九電みらいエナジー:dポイントプランN
■設備なし
TEPCO:従量電灯B
- 設備あり:2,885円
- 設備なし:18,820円
差額:15,935円
こうして見ると、とんでもない額ですね!
売電金額と合わせると、30,459円になります。
電気料金が高騰している世の中ですが、太陽光&蓄電池があることで「心穏やかに過ごす」ことができます。
電力会社の比較
2023年6月現在、我が家が契約している電力会社は「九電みらいエナジー」です。
太陽光&蓄電池が備わったことで、電気の買い方は大きく変わりました。
それは、買電量がものすごく少なくなったということです。
そうすると、気になってしまうのが「基本料金」です。
そこで、僕が気になる5社(6プラン)をピックアップして、電力料金の比較を行ってみました。
<前提条件>
✔我が家はオール電化のため、60A(6kVA)での契約
✔東京電力管内
✔太陽光&蓄電池と相性の良いプランを優先
- TEPCO(従量電灯B):2,421円
- 九電みらいエナジー(dポイントNプラン):2,885円
- シン・エナジー(きほん):2,354円
- シン・エナジー(夜フィット):1,719円
- Looopでんき(スマートタイムONE):1,186円
- JAPAN電力(くらしプランS):1,159円
1位:JAPAN電力
2位:Looopでんき
3位:シン・エナジー(夜フィット)
4位:シン・エナジー(きほん)
5位:TEPCO
6位:九電みらいエナジー
九電みらいエナジーは太陽光&蓄電池がない状態で検討した電力会社だったため、買電量が少ないと不利になってしまいます。
これは見直し案件です!
まとめ
2023年6月は6月8日より梅雨入りはしましたが、とても暑い日が続きました。猛暑日(35℃以上)になりかける日もあり、会社に行くのが嫌になりました…
そんな群馬県ですが、我が家に帰ってくると「ホッとする涼しさ」が待っています。
- 平均温度:24.8℃(冬季目標:22℃〜24℃)(夏季目標:25℃〜28℃)
- 平均相対湿度:58.3%(目標:40%〜60%)
- 平均絶対湿度:11.6g/kg(目標:7g/kg〜13g/kg)
6月の平均屋内温度は24.8℃で目標の25℃〜28℃をやや下回っています。
子育て中のため、運動量(おんぶや抱っこ)が増え、涼しくしてしまいがちです。
梅雨の時期で気になるのが湿度です。ダニやカビの増殖につながるので、40%〜60%を死守しています。
- 予測電力使用量:567kWh
- 予測電気料金:22,680円
- 実際の電力使用量:572kWh(予測比101%)
- 実際の電気料金:2,885円(予測比13%)
- 電力自給率:86.7%
※2022年9月から家族が増えました!在宅時間は大幅に増加!洗濯等の回数も増加しています。
※2022年11月から電気会社を見直しました!(Looopでんき → 九電みらいエナジー)
※2023年1月から子供が沐浴を卒業し、シャワー中心からお風呂中心へシフト
※2023年6月から太陽光発電&蓄電池を運用開始
- 電気使用量は予測に対して101%
- 昨年の使用量に対しては201%
- 1m2あたりの電気使用量:5.4kWh/月(572kWh÷106m2)
- 1m2あたりの電気料金:27.2円/月(2,885円÷106m2)
- 1kWhあたりの電気単価(基本料金含む):53.4円
使用量はエネルギーパス協会の予測通りの結果となりました。
前年比では201%と大きく上回りましたが、前年がは日中不在が多く適切に冷房を使用していなかった(在宅していれば暑かったと思う)。今年は子育て中のため、快適な温度にしているため使用量が増えました(適正になった)。
電気単価が53.4円になってしまいましたが、太陽光&蓄電池の運用開始に伴い買電量が減少し基本料金の割合が高まったためです。これに関しては、電力会社やプランの見直しが必要ですね!!
高気密高断熱の暮らしを分かりやすく伝えることができたでしょうか?
高断熱の家に住むと、屋外の温度変化に振り回されずに快適に過ごすことができます。
快適=健康的な生活だと思い、我が家は断熱に拘った家づくりを行いました。
結果的には最近気になる光熱費の節約にも繋がっています。
断熱性能を高めるには初期投資が必要ですが、適切に施工された断熱材はメンテナンスフリーで、家の寿命を延ばす効果もあります。
そして、2023年6月からは太陽光&蓄電池で、より一層心穏やかに過ごすことができています(電気代の心配が低下)。
継続的に電気代にお金を使うか、初期投資はかかるものの少ない電気で快適に過ごせる断熱に投資するか、どちらが良いか考える際に、この情報が役立てば嬉しいです。