断熱性能なんてどこのハウスメーカーで建てても同じと思われてる方
そんなことはありません!!
しっかりと見極めていただきたいです・・・
そんな断熱性能ですが、頭打ちはHEAT20 G3(=断熱等級7)だと思います。
この記事では、HEAT20 G3(=断熱等級7)の暮らしをご紹介していきます。
2021年12月の外気温度・湿度
外気温・湿度に関しては、気象庁のデータを使用してみていきます。
最寄りの地点のため実際に住んでいる場所と異なるので、多少のずれはあるかもしれません。
群馬県12月の気温
群馬県の12月はどのような気温でしょうか?
気象庁のデータから平均気温と最高気温/最低気温をグラフ化してみました。
グラフ下部の数字は一日の温度差の値です。
寒くなってきました。
12月の下旬は平均気温が1℃なんて日も続いていますね。
最低気温が氷点下になった日に結晶マークを付けました。
7日間氷点下になり、12月27日は-4.3℃まで下がりました。
お鍋やこたつが恋しい季節ですね〜
アパート時代は暖房+こたつが手放せなかったけど、私たちのお家はどうかなぁ?
群馬県12月の湿度
気温が低くなると気になってくるのが乾燥ですね。
こちらも気象庁のデータからグラフを作成してみます。
先ずは、一般的な相対湿度[%]から見てみましょう。
相対湿度の目安としては、40%〜60%が良いとされていますが、軒並みオーバーしているように見えます。
しかし、絶対湿度[g/kg]を見てみると…
絶対湿度の目安は7g/kg〜13g/kgですが、ほぼ目安以下です。
12月27日〜29日は「乾燥注意報」が発令されました。
空気が乾っからですね!
湿度の考え方は下記の記事を参考にしてみてください。
住環境の記録:2021年12月1日〜12月31日
このような外気状態ですが、お家の中はどうなっているでしょうか?
早速見ていきましょう!
お家の基本性能は下記をご覧ください。
温度比較
お家の温度計測は、リビング、ロフト、寝室、脱衣室、床下の5ヶ所で行っています。
外気温の変化に対して、あまり影響を受けていないように見えます。
当然床下が一番寒いですが、それでも20℃以上はキープ(結構ギリギリ)できていますね。
一日の温度差も見ていきましょう。
下記は日ごとの平均温度と差をまとめたグラフです。
一日の温度差を見ても最大で2.4℃と安定しています。
この2.4℃の差は日射取得できるリビングと北側で日射取得できない寝室の温度差です。
土地とお金があり、全室南に面した間取りにできたら温度差が抑えられると思いますが・・・
冬でも、ちょっと暑いかもしれませんね笑
実際に暮らしているとこのぐらいの温度差であれば、そこまで気にならない感じです。
それよりも前半の温度高低差が気になりますね!
これは暖房(クール暖)の設定に影響しています。
後ほど見ていきましょう。
「クール暖-エコヌクール-水温設定」にジャンプ
湿度比較
相対湿度と絶対湿度のそれぞれで比較していきます。
相対湿度
馴染みのある相対湿度[%]で屋外と屋内を比較してみます。
屋内は目安の40%〜60%内を維持しています。
外気の相対湿度は高いですが、気温が低いので当てになりません。
絶対湿度を比較して行きましょう。
絶対湿度
屋外の絶対湿度[g/kg]は日に日に下がってますね。
屋内も引きずられるようにしてジリジリ下がっていってます。
湿度のまとめ
湿度は目標とする範囲内なんだけど、少し不快に感じる場面が増えてきたよ。
- 朝起きると喉が痛い
- 肌が乾燥してカサカサ(足から粉が…)
この状態は屋内の湿度が、
・相対湿度:40%前半
・絶対湿度:8g/kg台
になると起きる感じがするね。
12月の中旬ぐらいからその範囲に入ってる感じね。
我が家の場合、
・一種換気の全熱交換
・洗濯物は部屋干し
・お風呂上がりはドア全開
などを対策しているけど、生活時水蒸気量だと足りないみたいだね。
でも、12月の下旬は湿度が上がってるわよ。
それは、なっちゃんも知っている通り、加湿器を導入したからだよ笑
(*´∇`*)
12月26日の夜から使い始めたので、効果の分析は1月の記事でまとめるよ。
グラフからは効果が現れてそうなので良かったわね。
クール暖(&エコヌクール):水温設定
2021年12月のクール暖の水温設定は、Auto1の設定をメインに使用しました。
屋外温度と日射取得の関係から暑すぎる場面もあったので、Auto2にしたりと試行錯誤しました。
(暖房の強さ:Auto1 > Auto2)
・12月はAuto1+日中ひかえめ運転でスタートしましたが、屋内平均温度が25℃以上になり少し暑く感じる。
・12月3日からAuto2+日中ひかえめ運転へ切り替える
・12月6日、7日と雨となり日射取得できないので屋内も少し肌寒く。7日にAuto1(ひかえめ無し)へ切り替える。
・12月9日から晴れ、屋内も暖かく(暑く)なり、Auto1+日中ひかえめ運転へ切り替える。
・その後は、Auto1+日中ひかえめ運転で安定。
クール暖の自動設定については、2021年10月の記事を参考にしてください。
気温変化、日射取得の有無で12月前半は設定に振り回されました。
とはいえ、暖房シーズンはAuto1 or Auto2+日中の日差しの量に合わせて「停止」や「ひかえめ」で調整するのが良さそうです。=節電に!
※日射取得がしっかりできているお家であれば!
光熱費のご紹介
12月で屋外は寒くなりましたが、屋内は快適に保てています。
しかし、電気代が気になるところですね。
確認していきましょう。
設備情報
我が家の主な設備仕様(電気を多く消費してそうなモノたち)
- 冷暖房設備
テスク:クール暖(輻射式冷暖房) - 換気設備
マーベックス:澄家(全熱交換型第一種換気) - 給湯設備
三菱:エコキュート(Sシリーズ460L) - 調理器具(IH)
三菱:ユーロスタイルIH(グリルなし) - 食洗機
BOSCH:60cmビルトイン食洗機(SMV46TX016) - 洗濯機
SHARP:ドラム式洗濯乾燥機(ES-W113)
電力使用予測(エネルギーパス協会の事前予測)
消費量予測 | 光熱費予測 | 燃料単価(1kWhあたり) |
---|---|---|
515kWh | 15,000円 | 29.1円 |
電力使用量
2021年12月(11月25日〜12月22日)の使用電力は…
(電力会社:東京電力エナジーパートナー)
使用量 | 基本料金 | 請求金額 | 1kWhあたり (基本料金を除く/基本料金込み) |
---|---|---|---|
530kWh | 1,716円 | 17,101円 | 29.0円/32.3円 |
光熱費予測をオーバーしてしまいました。
予測:515kWhに対して、実際:530kWhで+15kWhです。
バラツキの範疇ね!
「バラツキの範疇」・・・なんかカッコいい✨
それにしても、エネルギーパス協会さんの予測精度すごいですね。
天候等によって左右すると思いますが、ここまでほぼピッタリですね。
あとで2021年のまとめをしてみて!
は、はい!
2021年12月のトピックス
2021年12月のトピックスは、ポジティブ2件、ネガティブ1件です。
ポジテイブ
最低気温が氷点下の日がちらほらみられ、高断熱住宅の真髄を最も感じられる季節です。
効果の体感としてわかりやすい例があったので紹介したいと思います。
トピックス①
冬用の掛け布団は不要です。
またまた〜、ただの暑がりでしょ??
または、ただの痩せ我慢か!
もし本当なら、冬眠💤できないよ!
いやいや、痩せ我慢でもなんでもないよ!
アパート時代にあった寒くて目が覚めて布団を直すなんてことも無いね。
それに奥さんも同じ掛け布団を使用しているよ。
私も寒くて夜中や朝方に目が覚めることはことは無いわね。
それどころか、布団から足出してる時があったよ笑
(〃ω〃)
どうやらボクの大好きな冬眠は不要のようだね。。。
トピックス②
冒頭こたつが恋しい季節といいましたが、我が家では脱こたつでリビングを広々させています。
アパート時代に脱こたつにチャレンジしてたけど、寒くて断念…
こたつがないことでリビングが広々です!
それに、「こたつから抜け出せない」という冬の典型パターンからも脱却できました笑
特に私は抜け出せない病が酷かったから…
私は解き放たれたは!!
ネガティブ
トピックス①
以前ご紹介した木製断熱玄関ドアのCURATIONER(キュレイショナー)ですが、弱点がありました。
それは、キーシリンダー部が熱橋(※)となり、結露してしまいます。
※:熱橋(ねっきょう)
「熱橋」とは、ヒートブリッジとも呼ばれる現象のこと。建物の中でも熱を伝えやすい部分で、熱を橋渡ししてしまう存在となるため、熱橋と呼ばれる。局部的に熱を伝えてしまう部分で、熱が逃げていく存在にもなる。外壁と内壁をつなぐ部分となるため、断熱性能の低下を招く。熱伝導率が高まってしまうと、内部結露の原因ともなってしまうため、耐久性を保つためにも十分に配慮しなければならない。省エネという観点からも、冷暖房効率を落とす原因となり、光熱費の増大を招くことに。断熱材があれば問題がないが、コンクリート造りにおいて鉄骨が貫通していると熱橋となる可能性が出てくる。外壁断熱の在来工法の場合には、柱や梁といった部分が熱橋となる。
引用:東建コーボレーション|建設用語集
ドアハンドルは問題ないのに…
改善の余地ありですね!
熱橋部分の面積が少ないので、これで玄関が冷えるなんてことはありませんが、ビチョビチョは気になるので改善すべきポイントですね。
その他の部位に関しては冷気の遮断に問題ありません!
まとめ
2021年12月は最低気温が氷点下になる日もありましたが、お家の中は本当に快適でした。
屋内の温度・湿度まとめ
- 平均温度:24.1℃
- 平均相対湿度:48.9%
- 平均絶対湿度:9.2g/kg
光熱費まとめ
- 予測電力使用量:515kWh
- 実際の電力使用量:530kWh(予測比+3%)
- 電気料金:17,101円(含む基本料金)
トピックスは3件
- 冬用の掛け布団は不要
- こたつは不要(こたつから出られない病からの脱却)
- 玄関ドアの鍵ノブが結露
少しでもこれからお家づくりを考える方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m