我が家で導入している設備紹介のご紹介です。
新築を考えた時にどうしても導入したかった設備が海外製ビルトイン食洗機です。
海外製食洗機にもメーカーや機種がありますが、我が家は「BOSCH(ボッシュ)の60cmモデル」にしました。
海外食洗機を採用したいけど高価なので悩まれている方が多いと思います。
我が家の「導入に至った経緯」などを参考にしていただき、判断材料の一つにしていただければ幸いです。
<結論>
海外製食洗機(60cmモデル)は容量が大きいので1日分の食器を1回で洗うという特徴がある。
合理的で時短に繋がり採用の決めてとなった。
また、耐久年数が長いことから長期的に見て導入のメリットが大きいと感じる。
- 海外製食洗機の概要
- 検討前の食洗機の印象(食洗機導入に対する代表的な反対意見?)
- なぜ海外製食洗機を導入しようと思ったのか?
- 我が家の食洗機
キッチン全体についての記事は下記を御覧ください。
海外食洗機の概要
新築を検討していてどうしても採用したかった設備が海外製食洗機です!
その魅力に気が付いてからは、採用候補から外れることはなかったわね。
キッチンを検討する際も、海外製食洗機を中心に検討したものね。
海外製食洗機というと、日本ではミーレが有名ですね。
最近では、LIXILやクリナップのような大手のシステムキッチンでも選べるんだよね。
でも我が家はミーレじゃないのね…
そうなんです!
BOSCH(ボッシュ)の食洗機にしました。
私はミーレの方がオシャレな感じで良かったけどな〜
名前の響きが♪
今思えばミーレでもよかったね…
食洗機の印象(食洗機導入に対する代表的な反対意見?)
僕が家づくりを考える前の食洗機のイメージです。
実家に食洗機がありましたが、ほとんど使用していませんでした。
なぜか?
- 一般的な縦型タイプ
- 食器を詰めるのが大変…
- 詰めるのに3〜5分は軽くかかる
- 手で洗えば、5〜10分…
- 食洗機だとその後、数十分…
使う意味ある??
しかも、フライパンや鍋の大物は入らない!
結局手洗いは発生する。
だったら全部手洗いでいいでしょ!
その後、一人暮らしを始めますが、食洗機があったらいいな〜と思ったことはありませんでした。
これが食洗機のイメージでした。
夫婦のどちらかがこの考えを持っていると、高価な海外製食洗機の導入のすごく高いハードルかもしれませんね。
なぜ海外食洗機を導入しようと思ったのか?
そんな僕がなぜ海外製食洗機を導入しようと思ったのか?
私がおねだりした。
わけではありませんよ〜!
海外製食洗機との出会い
食洗機に興味がなかった僕が海外製食洗機とどのように出会ったのか?
とある住宅会社の完成見学会だったわね。
「ミーレ」という言葉ぐらいは知っていたけど、実際に海外製食洗機を見たのは、あの完成見学会が初めてだったね。
どうだった?印象が変わった?
その時は全く興味がなかったから、スルーしちゃったね…
金額も70万円って言われたしね!
大きさも60cmタイプだったから、お店でもやるんですか?って思っちゃったわよね。
あの金額を聞いた時はビックリしちゃったよね!
なおさらスルーですよ笑
世の旦那さんの典型的拒否反応ですw
金額に関しては間違った情報だったけどね。
この時はまだ海外製食洗機に引かれなかったみたいね。
逆に遠ざかってるw
- 無駄に大きい
- 高価
- 贅沢品
良い印象が一つもありませんでしたw
海外製食洗機のどこに引かれたのか?
あんなに興味がなかったのに、なんで気が変わったの?
いざ新居のキッチン仕様を考える際に情報収集を行なったんだけど、それがきっかけかな。
教えて教えて〜
先ずは、採用率が高いことに気が付いたんだ。
なぜあんなに高い(20〜40万円)のに採用されているのか?
何か秘密があるわね!
海外製食洗機の実力と効果を知ることになったんだ。
- 高い洗浄力
- 使い方
- 耐久力
高い洗浄力
洗浄力は高いみたい。
頑固な油汚れ、カピカピになったご飯も綺麗さっぱり
70℃はパワフル!!
日本製は60℃前後が多いみたいね。
60℃でも十分なのかな?
実際に比較は行っていないのでわかりません…
使い方
この「使い方」が一番引かれました!
どれどれ聞かせてみなさい。
予洗い不要
どんなに、ご飯やカレーをカピカピにしても大丈夫!
それはありがたい!
でもそんなに引かれる?
ここで大きさとの関係が出てきます。
無知の頃は、「あんなに大きな食洗機どうするの?」と思っていましたが、「こういうことか!」と思いました。
はやく〜教えてよ〜
1日分の食器をまとめて洗うってことです!
何度も洗わないということは手間が少ない。
そして、洗う回数が少ないということは、節水・節電になる。
時短かつ節水・節電が理由で選ばれているのね!
でもお高いわね。
まだあります!!
耐久力
ドイツのモノづくりの考え方に引かれました。
ほんとそういうのが好きよね〜
男は大体そういうもんです!
(すいません。言いすぎました汗)
で、何がすごいの?
徹底した品質管理で15年の耐久性テストを実施しているとのこと。
ドイツ国内でも壊れないという評判らしく、20年以上使っている例もあるとのこと。
20年!
でも、運もあるんじゃないの?
そうだね。20年は流石に運もあるかもしれないね。
それでも、日本製のメーカー保証は1年というのが標準的ですが、ボッシュは5年保証(※)です。
このことからも、耐久力に自信があることの証ではないでしょうか?
確かに安心して使っていけそうね。
高くても、ランニングコスト(水道代、電気代)が抑えられて、長く使えるなら十分もとが取れそうね!
食洗機の基本性能を比較
食洗機の基本性能を見てみます。
日本製は代表してPanasonicさんです。
これ以外のメーカーや型式もありますが、独断と偏見でピックアップしました!
BOSCHに関しては、我が家で採用した仕様です。
水が貴重なドイツの商品だけあって、BOSCHもMieleも使用する水の量が少ないですね。
冬は水道水が冷たいからお湯にしていたから、更に節約な感じがするわね。
日本の食洗機も節水・節電ともに優秀なんだけど、庫内容量が少ないから1日2回とか使うことになるよね。
総合的にみて海外製食洗機を選んだのね。
ここまでの比較はしてなかったけど笑
でも、改めて調べてみても現時点では海外製を選んでよかったと思う。
長期的に比較
長期的に見てみると、金銭的な差はあまりないんだ。
当然、選ぶ食洗機によって異なるけどね。
先ほど選んだモデルで比較してみましょう。
ランニングコスト比較
<条件>
・水道料金:135円/m3
・下水道使用料:123円/m3
・電気料金:27円/kWh
・モード:標準 or オートモード、メーカー値に幅がある場合は中央値
これ以外にも洗剤代等も加わりますが割愛します。
もっと差がつくと思ったけど、そんなに違いがないのね。
そうだね。
海外製と日本製の差として庫内容量による1日の使用回数でもっと差がつくと思ったけど、日本製もやりますね。
回数が減ることは時短になるからそのメリットは大きいと思うわ。
人件費も比較に加えたら?
私の時給は高いわよ!!
それは、、、また今度…
ランニングコストと耐久性を踏まえて長期的な比較
本体の金額には大きな差があるけど、それにも理由あります。
先ほど説明した耐久性ですがその一つですね。
そうよね、さっきその効果でもとが取れそうと思ったもの。
こちらをご覧ください。
いつ壊れるかは誰にも分かりませんが、仮で海外製15〜20年、日本製8〜10年としました。
日本製を8〜10年としたのは、知人の壊れた話を参考にした年数です。
また、交換にかかる工事費等は考慮していません。
各々確実なものではないのでご注意ください!
20年前後で見ればどれも大きな差はないのね。
意外ね〜
我が家の食洗機をご紹介
基本的な仕様
- メーカー
-
BOSCH(ボッシュ)
ドイツのメーカーになります。
日本では食洗機というよりも、電動工具で有名ですね。
食洗機としては世界シェアNo.1です。 - 機種
-
型番:SMV46TX016
ゼオライトシリーズになります。
ゼオライトとは、BOSCH独自の乾燥方式です。 - 仕様
-
幅60cmモデルのです。
操作パネルが上部にあるフル面材タイプです。
面材はメーカー純正品の専用ドア面材です。専用ドア面材も3パターンあります。
・ステンレス面材
・マッドブラック面材
・マッドホワイト面材我が家のキッチンはタカラスタンダードのホーローキッチン(ホワイト)です。
キッチンと合わせてホワイト面材にするかステンレス面材にするか悩みました。
素材感のわからなかったホワイト面材のサンプルを送っていただき、確認しましたが…
名前にも「マッド」がついている通り、艶感のないサラサラした面材でした(アイカ工業製)。
ホーローのツヤツヤした質感とは違いすぎたので、ホワイトを合わせるよりは、異材のステンレス面材にすることにしました。結果的にはいい感じになったと思います。
タカラスタンダードとの組み合わせに関する詳細は下記の記事にまとめました。キッチン:タカラスタンダード × ボッシュ食洗機の最強タッグ! 我が家のキッチンをご紹介します。新築時のキッチン選びはホントーーーに悩みますよね。メーカーもたくさんあるし、その中にもグレードがあり、さらにシンクや収納の仕…
使用感
使用してみて分かったことをまとめてみます。
- 汚れ落ち
-
「汚れ落ち」は問題ありません。
1日放置し乾いた汚れも問題なく落ちます。
しかし、一度だけ汚れ落ちで気になることがありました。
普段はauto(45〜65℃)を使用していますが、豚肉の炒め物を行ったフライパンを洗浄した際に、油が残った感じになりました。豚の油=冷めると白くなるラード系は手強いみたいです。
そんな時は、パワフル(70℃)モードを使用すれば問題ありません。 - 乾き具合
-
・陶器、金属…⭕️
・プラスチック…❌
・木製…❌素材は蓄熱性の高い物と相性が良いです。
ゼオライト・ドライは思ったほど期待はできない感じですね。
一番相性が悪いのが水が溜まりやすい形状の物です。
代表的なのが、お椀の高台です。
高台が切れたお椀がありますので、そういった食器を使用することで解決します。洗い上がり後は、半ドアにして熱気と共に水分を飛ばした方がよく乾く。
これって、ミーレのオートオープン機能とやってること同じ! - 食器は並べやすいか?
-
今はまだ夫婦二人なので食器の量が少なくスカスカです笑
2日に1回のことも笑
今のところは並べにくさは感じないです。 - メンテナンス性
-
一週間に一度、フィルターを掃除しています。
洗い物の量や汚れ具合によってはもう少しこまめに掃除した方が良いかもしれませんね。 - 使用する洗剤
-
BOSCHの付属品のフィニッシュを使用しています。
タブレットは150個入りで1,400円前後で購入。
一度に2タブ使用するので(1タブでもいけそうだけど…)、1回当たり約19円です。
初めの頃は2タブ使用していましたが、1タブでも問題なくきれいになりました。リンスは250ml入り850円前後で購入。
一度の洗浄での使用量は不明ですが、一度補充するとしばらく使用できます。created by Rinker¥4,280 (2024/11/20 19:59:02時点 楽天市場調べ-詳細)created by Rinker¥3,053 (2024/11/20 19:59:03時点 楽天市場調べ-詳細) - 気になるところ
-
①食器を取り出す際に上段から取り出すと下の段の食器が濡れてしまいます。
残った水分が要因ですが、特に中段トレーのノズル内に水が残っていて、そこから水が滴れてきます!なので、下段から食器を取り出すのが良いです。
②日本人は見慣れないリンスの跡が残ります。
白い食器では分かりませんが、黒い食器やフライパンなどで目立ちます。初めのうちは汚れが残っていのかと勘違いしてしまいました笑
おすすめ設定
使用感の「気になるところ」でも触れましたが、リンスの跡についておすすめの設定があるのでご紹介です。
このようにリンス投入量の初期設定は多めに設定されているので、調整してみるとリンス跡は緩和されます。
我が家のリンス投入量は初期設定の「5」から「3」にして丁度良いようです。
タカラスタンダードとの組み合わせ
我が家ではボッシュ食洗機をタカラスタンダードのホーローキッチンと組み合わせました。
タカラスタンダードでは海外製食洗機の取り扱いはありませんので手間が増えました。
でもその甲斐はある組み合わせだと思っています。
注意点など別記事でまとめていますので、そちらを参考にしていただけたら幸いです。
まとめ
食洗機について、「付いていればいいや〜」で選んでしまうと後悔してしまうかもしれませんので、キッチン選びと一緒に吟味されることをお勧めします。
- 洗浄力:海外製 > 日本製
- 容量:海外製 > 日本製
- 節水:海外製 > 日本製
- 節電:海外製 = 日本製
- 耐久性:海外製 >日本製
- 値段:海外製 > 日本製
海外製食洗機の場合、容量が大きいので1日分の食器を1回で洗うという特徴がある。
これに関しては、合理的で時短に繋がり採用の決めてとなった。
値段に関しては、海外製の方が高価だが、耐久年数の関係から長期的に見れば大きな差ではない。
このようなことから、海外製食洗機を選択する価値は十分にあると思います。
以上、我が家がどうして海外製食洗機を採用することになったのかと、BOSCH製食洗機のご紹介でした。
採用を検討されている方の参考になれば幸いです。