設備紹介
我が家の冷暖房システムは、風がない?!
協立エアテックさんの「クール暖」という商品になります。
採用してみたいけど…使い勝手やデメリットが気になる〜という方の参考になれば幸いです。
我が家の冷暖房システム:クール暖(COOLDAN)

我が家ではあまり見かけない冷暖房システムを使用しています。
それが「クール暖」です。



「クール暖」というのは商品名で、輻射式の冷暖房のことだよ。



仕組みはシンプルで、ヒートポンプで冷やした or 温めた循環液をパネルの中に流して、輻射の原理で部屋を冷やしたり、温めたりするんだ。



チンプンカンプンなんですけど…



ですよね〜笑
詳細が気になる方はメーカーホームページへ!
我が家の設置状況



我が家の場合どんな感じで設置されているかご紹介します。









お家の中に3枚のパネルが設置されています。
寝室にも設置するか悩みました…
寝ている時に、暑い・寒いは嫌なので…



でも費用がね…



計算上はこの3枚で足りるということなので!
信じました!!



果たしてどうなることか…



それと室外機ですね。





冷暖房の室外機はこれのみです。
エアコンだと室外機多くなってしまいますが、クール暖は外観をスッキリです!
クール暖の構成



クール暖は株式会社テスクさん⇨協立エアテックさんの商品ですが、主にパネルが商品になります。



どういうこと??



パネルの中に循環液を流して、冷たくしたり、温めたりするんだけど、その循環液を冷たくしたり、暖かくする機械は別なんだよ。



へ〜そうなんだ。
いまいちわからないけど笑



冷たくしたり、温める原理は一般的なエアコンと同じ、ヒートポンプ式という方式だよ。
我が家の場合、三菱の「エコヌクール」というヒートポンプユニットと組み合わせているんだよ。



我が家の場合は32坪=63.8畳ですが、40畳タイプの「エコヌクールピコ40」が選定されています。



30畳、40畳、50畳、70畳タイプがある中から40畳が選ばれているんだね。



恐らく、30畳タイプでも熱容量としては行けそうだけど、「密閉式」が40畳タイプ〜ラインナップなので40畳タイプなんだと思う。



密閉式ってなぁに?



密閉式は循環液が大気に触れないように密閉された構造で、配管内の酸化を抑制できるみたい。
循環液の劣化も抑制できるので、交換頻度も減少するのかな??
詳細は、工務店さんに聞かないとわかりませんが…
クール暖ホームページより、
欧州のラジエータ暖房は100年を超える歴史がありますが、循環水を利用する冷温水システムには永遠の課題として「空気抜き」があります。
これが密閉式の理由と思われます。
メリット・デメリット
メリット
- 共通
-
- 汚れが目で見えるため掃除しやすい
- そもそも汚れにくい
(主にカビ) - 風は発生しない
- 静か
- 室外機が1台のため外観がスッキリ
- 夏
-
- 嫌な匂い(カビ臭)がしない
- 結露を見ていると気持ちが良い(爽快感)
- 夏場のカビは心配でしたがほぼ発生しない
- 冬
-
- 夏に比べ輻射効果を感じ、ポカポカ気持ちいい
デメリット
- 共通
-
- 一般的なエアコンに比べ費用が高い
- パネルの耐久性が心配
(子供が遊んでしまったりして壊れないか?) - 1システムのため故障に対して脆弱(※1)
- エアコンに比べ冷暖房効率はやや劣る?(※2)
- お家の性能が求められる(※3)
- 夏
-
- 温度コントロール難しい(※4)
- 湿度コントロール難しい
- 結露が床に滴れてシミになる
- 送風による空気の動きがない分、単独では温度ムラが発生する
どうしても冷気が足元に溜まる感じ(※5)
- 冬
-
- 現状なし
夏場の除湿(結露)の様子



クール暖の除湿の様子を紹介します。







結露した雫はパネルを伝って受けトレーでキャッチされます。
受けトレーには排水ホースが付いているため外部へ排水されます。



基本的にはパネルを伝ってくるけど、たまに飛び出しちゃう元気な雫ちゃんがいるのよね。



荒ぶる雫ちゃん…





そんな雫ちゃんが床に滴れてシミになっちゃうね。
特に我が家は無垢床だからシミになりやすいね…



こういうのが許せない方には向かないかもね。
実際の使用感・電気代



生活の様子を記事にしているから参考にしてみてね。
随時追加していくよ。
採用理由



そんなメリット・デメリットのあるクール暖ですが、僕たちが採用の決めてとしたのは〜



衛生面ね!!



そうだね!
もう少し詳しく説明すると、



あれは素人には刺激的な出来事だったわね。



匂いもしばらく使っているとしなくなるけど、エアコン内部があんなことになっていると思うと…なんとかしなきゃダメだね。



でも、最近のエアコンは自動掃除機能とか付いているから大丈夫じゃないの?



確かに自動掃除機能が付いている機種もあるよね。
でも、フィルターや熱交換器(アルミフィン)をキレイに保つ機能なんだよね。
だから、今回のエピソードの送風ファンや内部の汚れには対応できないのです…



あらら…
エアコンて便利だけど、毎年しっかりクリーニングしないとダメなのね…
このような出来事から、エアコンの匂い(カビ臭い)・不衛生に悩まされるのは嫌だなと思いました。
そして、費用も少し高いですが、クール暖の採用に至りました。
勿論、クール暖も汚れます!
でもパネルが見えるので、汚れも確認しやすく、掃除もしやすいというのが決め手でした。
まとめ



クール暖、如何だったでしょうか?
我が家も住み始め浅いので、これからわかることもあると思いますが、現状としては満足度の高い設備になります。
クール暖のまとめ
- 冬場の風のないポカポカはとても快適
- 室外機が少なく外観がスッキリ
- 嫌な匂い(カビ臭い)がない
- 汚れが見てわかるので清潔が維持しやすい
- エアコンと異なり目に見えない内部構造がないので掃除が容易
- 静か
- 風がないので埃が舞わない
- 初期投資が高い
- 除湿のコントロールが難しい
- 水温を設定して室温をコントロールするため直感的にわかりにくい
(水温設定が◯℃だと、室温は□℃を覚える必要がある) - 子供が遊んだりして壊れないか心配
- 夏場は結露の雫が床に落ちることも…
床の種類によってはシミになってしまう
以上、クール暖というシステムの紹介でした。
検討されている方は参考にしてみてください。
今後、わかったことは追記もしていきますし、暮らし方の様子も別記事で示しています。