こんにちは、宅郎です。
僕たち家族は高気密高断熱住宅に住んでいます。
今回は2024年5月の住環境と電気料金について詳しくお伝えします。
高気密高断熱住宅に住むことで得られる快適な暮らしや、太陽光発電と蓄電池の効果を実際のデータを交えながらご紹介します。
光熱費が気になる方、これから家を建てる方や省エネ住宅に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
おさえておきたいポイントは相変わらずの断熱性能です!
✔夏は屋外の暑さを断熱し、冷やした屋内をキープする。
✔冬は屋外の寒さを断熱し、温めた屋内をキープする。
まさに魔法瓶のようなお家に住むことで、無駄なエネルギーを抑えることができます。
我が家は断熱等級7(HEAT20 G3)の断熱性を有していますが、どのような住環境になり、その時の電気代がいくらになるのか?など参考にしていただければと思います。
高気密高断熱(C値0.13cm2/m2、UA値0.23w/m2k)+太陽光発電&蓄電池のある暮らしをご紹介
- 5月の屋外/屋内の温湿度状況
- 5月の光熱費(JAPAN電力:くらしプランS)
- 太陽光&蓄電池の運用効果
- 電力会社の比較(支払額ランキング)
<結論>
- 屋外は8.3℃〜30.8℃と1ヶ月の温度差が大きかったが、屋内はほぼ一定。
- 屋内の平均室内温度は24.8℃で、快適な温度を維持。
- 電気使用量は335kWhで、予測よりも少なく、買電量はわずか2kWh。
- 電気料金は807円と非常に経済的。
- 電力自給率は99.0%、太陽光発電の余剰電力売電量は1,188kWh、売上19,002円。
- 電力会社の支払額ランキングではJAPAN電力が4位。
🥇1位:タダ電…0円
🥈2位:Looopでんき…70円
🥉3位:よかエネEAST電灯…95円
4位:JAPAN電力…807円←契約中
家づくりで後悔しないためのポイント
5月は一年を通じてとても過ごしやすい季節ですね。
そんな5月ですが、意外にも一日の温度差があり体調を崩しやすい季節でもあります。
5月の困りポイントをピックアップしてみます。
日本の住宅における5月の悩みTOP5!高気密高断熱住宅はどの様に関わるのでしょうか?
1. 寒暖差が大きい
- 概要
5月は一日の中で気温差が激しく、体調管理が難しい。 - 高気密高断熱住宅の対策
高気密高断熱住宅は外気温の影響を受けにくく、一日の中での室温差が少ないため、快適に過ごせる。
2. 湿度の変化
- 概要
雨が多く湿度が高い日と乾燥した日が交互に訪れるため、室内の湿度管理が必要。 - 高気密高断熱住宅の対策
高気密高断熱住宅は断熱性能が高く、湿度の変動を抑えることができる。換気システムを活用することで、室内の湿度を適切に管理できる。
3. 花粉と黄砂
- 概要
春先から続く花粉や黄砂の飛散により、窓を開けることが難しくなる。 - 高気密高断熱住宅の対策
高気密住宅は窓を開けなくても換気ができるため、花粉や黄砂の侵入を防ぎやすい。
4.冷暖房の調整
- 概要
朝晩の寒さと日中の暑さに対応するため、冷暖房の調整が難しい。 - 高気密高断熱住宅の対策
断熱性能が高いことで冷暖房の効率が良くなり、少ないエネルギーで快適な温度を保つことができる。
5. エネルギー消費の増加
- 概要
気温差や湿度管理のため、冷暖房や除湿機の使用頻度が増え、電気代が高くなる。 - 高気密高断熱住宅の対策
太陽光発電や蓄電池を併用することで、エネルギー消費を抑え、電気代の節約が可能になる。
高気密高断熱住宅は、5月に特に感じやすいこれらの悩みを軽減し、快適で省エネな暮らしを実現します。
温度差が少ない暮らしは、一度味わうと手放すことができないです!
2024年5月の屋外状況(群馬県)
群馬県の2024年5月の屋外気温を確認していきます。
平均気温と最高気温/最低気温をグラフ化しました。
グラフ下部の数字は一日の温度差の値です。
屋外のデータは気象庁より入手しています。
気象観測地点と少々距離がありますが、大きくは違わないです。
- 平均気温:19.5℃
(4月の16.6℃から+2.9℃) - 最高気温:30.8℃
(4月の29.9℃から+0.9℃) - 最低気温:8.3℃
(4月の5.4℃から+2.9℃)
5月の屋外の平均気温は19.5℃、最高気温は30.8℃(5月5日)、最低気温は8.3℃(5月10日)でした。一日の最大寒暖差は17.2℃と、気温の変動が激しい月でした。
住環境の記録:2024年5月1日〜31日
快適な住環境に欠かせないお家の性能!
我が家の基本情報はこちらです👇
- 面積:106m2(32坪)
- 階数:平屋(勾配天井、ロフトあり)
- 断熱性能(UA値):0.23w/m2k(HEAT20・G3、断熱等級7)
- 気密性能(C値):0.13cm2/m2
- 工法/構想:木造軸組工法
- 換気システム:第1種全熱交換型
- 太陽光発電:なし → 12kW(2023年6月運用)
- 蓄電池:なし → 6.2kWh(実効容量)(2023年6月運用)
我が家は2021年の新築時は太陽光発電と蓄電池は未設置でしたが、2023年に導入しました。
設備導入の際に、「太陽光発電の搭載量」や「蓄電池の量」や「V2H+EV」など複数案検討しました。
そちらについても参考になると思いますので、気になる方はご覧になっていただけると嬉しいです。
屋内温度の計測点
- リビング(南側一等地)
- ロフト(高所注意!)
- 寝室(北側角部屋)
- 脱衣室(西側)
- 子供部屋(東側)
- 床下(基礎断熱=屋内扱い)
- 屋根裏(屋根断熱=屋内扱い)
我が家の生活スタイルですが、各部屋の扉は閉めずに生活しております。
ですので、空気の循環は良いと思っていただけると良いかと思います。
屋内平均温度と温度差
屋内の平均温度と最高温度/最低温度を示し、一日の最大温度差を見ていきます。
※実際の居住スペースではない「床下」と「屋根裏」は除きます。
平均・最高温度・最低温度の値をピックアップ
- 屋内平均温度:24.8℃(快適)
- 各計測点の最大温度差:4.0℃(5月11日)
- 最高温度は27.8℃と高い(5月22日@脱衣室)
- 最低温度は21.7℃(5月10日@脱衣室)
屋内の平均温度は24.8℃で、最高温度は27.8℃(5月22日)、最低温度は21.7℃(5月10日)でした。高気密高断熱住宅のおかげで、一日の最大温度差は4.0℃と、外気温に比べて安定していました。
ただ、5月後半(5月24日〜)は冷房を使用し始めました。
湿度比較
相対湿度[%]
馴染みのある相対湿度[%]で屋外と屋内を比較してみます。
屋内の湿度は各部屋(床下、屋根裏を除く5ヶ所)の平均値です。
- ■屋外の相対湿度
-
- 平均相対湿度:58.9%
- 最高相対湿度:95.0%(5月16日)
- 最低相対湿度:20.0%(5月10日)
- ■屋内の相対湿度
-
- 平均相対湿度:56.2%(床下、屋根裏除く)
- 最高相対湿度:69.0%(5月31日)
- 最低相対湿度:45.0%(5月5日)
屋外の相対湿度はかなりジグザグしてます。
5月に関しては湿度を調整する加湿器や除湿機は使うことなく過ごしましたが、屋内は比較的安定した相対湿度を維持していますね。
絶対湿度[g/kg]
湿度の実態を見るには、相対湿度よりも絶対湿度の方が一目瞭然です。
湿度変化を確認するために、絶対湿度で比較してみましょう。
絶対湿度は計算で求めています。
(絶対湿度[g/kg]:1kgの空気の中に含まれる水分量[g]を示した値)
- ■屋外の絶対湿度
-
- 平均絶対湿度:8.3g/kg
- 最高絶対湿度:16.2g/kg(5月28日)
- 最低絶対湿度:3.2g/kg(5月10日)
- ■屋内の絶対湿度
-
- 平均絶対湿度:11.2g/kg(床下、屋根裏除く)
- 最高絶対湿度:14.7g/kg(5月20日)
- 最低絶対湿度:8.8g/kg(5月10日)
絶対湿度も相対湿度同様にジグザグしています。
屋外の絶対湿度が目標域にありますので、この季節は「窓開け換気」を行っても大丈夫です。一年を通じて貴重な1ヶ月です。
クール暖(&エコヌクール):水温設定
5月24日より冷房の使用を開始しました。
例年に比べると使い始めは遅いです。
屋内の温度が上がる日中は、太陽光発電の余剰電力があるので、遠慮なく使用していきます。
電気使用量&電気料金の紹介
電気の使用量に関わる基本情報を共有しておきます。
断熱性能はHEAT20 G3(断熱等級7)です。
- 面積:106m2(32坪)
- 階数:平屋(勾配天井、ロフトあり)
- 断熱性能(UA値):0.23w/m2k
- 気密性能(C値):0.13cm2/m2
- 工法/構想:木造軸組工法
- 換気システム:第1種全熱交換型
オール電化です。
- 冷暖房設備
協立エアテック:クール暖(輻射式冷暖房) - 換気設備
マーベックス:澄家(全熱交換型第一種換気) - 給湯設備
三菱:エコキュート(Sシリーズ460L) - 調理器具(IH)
三菱:ユーロスタイルIH(グリルなし) - 食洗機
BOSCH:60cmビルトイン食洗機(SMV46TX016) - 洗濯機
SHARP:ドラム式洗濯乾燥機(ES-W113) - 除湿機(梅雨、夏時期のみ使用)
三菱:衣類乾燥除湿機(MJ-M120PX)
エレクトロラックス:除湿機(UltimateHome 500)
2022年9月6日に第一子が誕生しました。
生活スタイルは2022年9月から大きく変わりました。
- 居住者:夫婦+子供1
- お休み:基本的には土日祝日休み
- 屋内の服装
夏:半袖半ズボン
冬:長袖長ズボン(薄手) - 室温目標
夏:25℃〜28℃
冬:22℃〜24℃ - 湿度目標
相対湿度:40%〜60%
絶対湿度:7g/kg〜13g/kg - 食洗機:1日に1回が基本
- 洗濯:
2日に1回が基本→ 1日に1回が基本
夏:洗濯機の乾燥機能を使用
冬:部屋干し・・・節電+加湿→ 洗濯機の乾燥機使用
※子育て中の今、乾燥機能は手放せず、冬でも使います - お風呂:基本的に毎日入浴
電力料金の仕組みをおさらい
一般的なご家庭で電気を使用した際の電気料金の算出方法をおさらいしておきます。
代表例として「東京電力エナジーパートナー」の「従量電灯B」の算出方法を示します。
使用量に対して、“単価”と“燃料費調整額”と“再エネ賦課金”が掛け算で計算されます。
如何に使用量を減らすかが、電力料金を抑える唯一の方法です。
※2024年4月より、「容量拠出金」を請求する電力会社もちらほら出てきています。
ご契約の電力会社、切替を行う際はよく確認しましょう。
「容量拠出金」については下記の記事でまとめてますので、参考にしていただければと思います。
電力使用予測(エネルギーパス協会の事前予測)
使用量予測 | 電気料金予測 | 電力単価 (1kWhあたり) |
---|---|---|
464kWh | 18,557円 | 40.0円 |
建設時(2021年)は電力単価:29.1円/kWhでしたが、2022年の年末実績では電力単価:40円/kWhとなりました。
そのため光熱費の予測計算は40円/kWhで再計算しています。
✔29.1円/kWhの年間光熱費予測:175,500円
✔40.0円/kWhの年間光熱費予測:241,237円
年間で65,737円の差が生じることになります。
契約中の電力会社とプラン
2024年5月現在の電力会社および、電力プランは下記です。
電力会社 | 電力プラン | 電力単価 | 特徴 |
---|---|---|---|
JAPAN電力 | くらしプランS | 電力量料金(400kWhまで):27.00 円 電力量料金(400kWh超過):26.00 円 | 基本料金がゼロ円 買電量が少ないと基本料金分お得 「容量拠出金」744円加算 (一律3kWとみなし248円/kWを計上) |
電力使用量
2024年5月(2024/5/1〜2024/5/31)の電力使用量は下記となりました。
予測使用量 | 2023年 実際の使用量 | 2024年 実際の使用量 | 予測との差 (予測比) | 前年との差 (前年比) |
---|---|---|---|---|
464kWh | 390kWh | 335kWh | ▲129kWh (72%) | ▲55kWh (86%) |
予測・2023年に対して大きく下回る使用量となりました。
冷房を使用するタイミングが遅かったことが要因ですね。
買電量
2024年5月(2024/5/1〜2024/5/31)の買電量は下記となりました。
2023年 買電量 | 2024年 買電量 | 前年との差 (前年比) |
---|---|---|
390kWh | 2kWh | ▲388kWh (0.5%) |
買電量はわずか2kWhでした。
太陽光発電&蓄電池の力をありがたく受けています。
日別の電力使用量&買電量
5月24日から冷房を使用したため、電力使用量が増加してますね。
ですが、太陽光発電&蓄電池の効果で買電はほとんど発生しませんでした。
電力料金
2024年5月(2024/5/1〜2024/5/31)の電力料金は下記となりました。
予測料金 | 2023年 実際の電力料金 | 2024年 実際の電力料金 | 予測との差 (予測比) | 前年との差 (前年比) |
---|---|---|---|---|
18,557円 | 12,526円 | 807円 | ▲17,750円 (4%) | ▲11,719円 (6%) |
内訳
項目 | 単価[円] | 買電量[kWh] | 金額[円] |
---|---|---|---|
基本料金(60A) | 0 | − | 0 |
容量拠出金 | − | − | 744 |
電力量料金(1段料金) | 27.00 | 2.22 | 59.9 |
燃料費調整額 | ▲2.01 | 2.22 | ▲4.5 |
再生可能エネルギー発電進捗賦課金 | 1.40→3.49 | 2.22 | 7.75 |
合計 | 807 |
2024年5月の買電量は2.22kWhでしたので、電力料金は807円となりました。そのうち92%が「容量拠出金」です。
JAPAN電力の「容量拠出金」は買電量に関わらず、一律で744円ですので我が家のように買電が少ないと気になってしまいますね。
そして、再エネ賦課金が2024年5月より3.49円/kWhとなりました。
日別の電気料金
2024年5月は一日平均2.0円でした🫢
燃料費調整額の推移
我が家の歴代の燃料費等調整額です。
各電力会社で計算が異なるため、その当時契約していた電力会社も記載しています。
燃料費等調整額の高騰に伴い、国による電気料金軽減措置が行われています。
- 2023年2月〜9月分:▲7 円/kWh
- 2023年10月〜2024年4月分:▲3.5円/kWh
- 2024年5月分:▲1.8円/kWh
- 2024年8月〜9月:▲4円/kWh ※
- 2024年10月:▲2.5円/kWh ※
※:「酷暑乗り切り緊急支援」として補助が検討されています。
再エネ賦課金の推移
賦課金単価については、毎年度、当該年度の開始前に、再エネ特措法で定められた算定方法に則り、経済産業大臣が設定しています。
2024年(5月から翌年4月分)の再エネ賦課金は3.49円/kWhです。
2023年は燃料費高騰の影響で再エネ賦課金は減少していましたが、2024年からは元通りです。
電力単価の推移(含む基本料金、燃料調整額、再エネ賦課金)
買電量が2kWhと少ないところへ、容量拠出金(744円)が加算されるため、電力単価は403.5円/kWhとなりました。
この数字には目を疑ってしまいますね👀
太陽光発電の発電状況
我が家は2021年新築時は太陽光発電&蓄電池はありませんでしたが、電力高騰を考慮し2023年に増設を決意!
2023年6月から稼働させ運用しています。
そんな太陽光発電&蓄電池の運用状況をご紹介します。
2023年に導入し、2023年6月から運用を開始
- 太陽光発電パネル
・メーカー:Hanwha Q SELLS
・モデル:Q.PEAK DUO M-G11
・発電容量:400W×30枚=12kW - 太陽光パネルの設置条件
・屋根傾斜角:14.04度
・方位角:135度 - パワーコンディショナ
・メーカー:ダイヤゼブラ電機
・モデル:9.9kW 5回路モデル(EHF-S99MP5B) - 蓄電池
・メーカー:ダイヤゼブラ電機
・モデル:EIBS7
・蓄電容量:6.2kWh(実効容量)
▶蓄電池の運転モード
・運転モード:節エネ(日中の余剰電力で蓄電し、夜間放電する)
・使い切りレベル:0(残量0%まで放電する)
発電量
月別の発電量および、年の累積を示したグラフです。
メーカー(Q SELLS)のシミュレーションと2023年の実績も記載しています。
2024年5月の発電量は1,571kWhでした。
シミュレーションの1,490kWhに対しては、+81kWh(105%)でした。
順調に発電してくれているようです。
電力使用量と発電量の収支
プラスは発電量、マイナスは使用量を示します。
グレーの線はその月の収支を示します。
日別の電力収支
理論値発電量は屋根の傾斜/向き、日射量などから求められた値です。
- システム容量:12kW
- 屋根傾斜角:14.04度
- 方位角:135度
- 温度損失:10,15,20(季節別)
- パワコン損失:5%
- その他損失:5%
電力自給率
電力自給率は下記の式で求めています。
順調に発電し、冷房を多く使用するような状況では無いため、電力自給率は99.0%ととても高い値となりました。
電気に関してはほぼ自給自足ですね。
売電量
我が家では蓄電池も導入し、極力自己消費しようと考えています。
消費しきれない分に関しては売電を行っています。
売電金額
我が家の余剰電力はFIT制度(固定価格買取制度)によって16円/kWhで買い取られます。前述した電力単価と比べるととても安いですね。
2024年5月の売電量は1,187.6kWhでしたので、1,187.6kWh×16円=19,002円となります。ありがたい金額のキャッシュインです!
日別の売電金額
電力に関する金額収支(買電・売電の収支)
下記は電力料金を支出、売電金額を収入とした際の収支を示したグラフです。
2024年5月は大幅なプラス収支でした。
年間のプラス収支をどこまで伸ばしてくれるか期待したいと思います。
太陽光発電&蓄電池の効果
ここでは、太陽光発電&蓄電池の有無でどれくらい電気料金が変わってくるのかを検証してみます。
この検証によって、設備を導入した効果を見える化したいと思います。
設備有無によって、相性の良い電力契約があるため、比較しているプランが異なります。
■設備あり(現在契約中の電力プラン)
JAPAN電力:くらしプランS
■設備なし
TEPCO:従量電灯B
太陽光発電&蓄電池の有無比較
- 設備あり:807円
- 設備なし:11,540円
差額:10,733円
太陽光発電と蓄電池がなければ電気代は11,540円でしたが、実際の支出との差額は10,733円です。
1万円以上の支払いが削減できるのは、家計管理としてもとてもありがたい金額です。
設備導入の費用と効果額の関係
(利回り算出)
<太陽光発電&蓄電池導入費用>
- 設備導入費用:4,400,000円(税込み)
- 群馬県からの補助金(再エネ補助金):150,000円
導入費用:4,250,000円
<利回りの計算式>
- 利回り(一月分を年間換算) = 毎月の効果額 ✕ 12ヶ月 ÷ 設備導入費
- 利回り(年間)= 年間効果額 ÷ 設備導入費
太陽光発電と蓄電池の効果を金額に換算すると、29,735円となります。設備導入の単月での利回りは8.4%です。
設備導入後の回収額を利回り7%の投資商品(インデックス投資)で運用した場合の「シンの効果額」は、314,596円となります。
参考に設備導入を行わず、4,250,000円を一括投資(インデックス投資)し、利回り7%で運用した場合のリターンは295,693円(※)となります。
※:リターンに対して、電気料金をマイナスした額
リターンの差額は、設備導入が+18,903円でわずかに勝利です。
設備の保守や故障・雹などのリスクを考えると、単純なお金だけを考えたリターンは見合わないですね😅
各電力会社の比較
2024年5月現在、我が家が契約している電力会社は「JAPAN電力」です。
太陽光発電&蓄電池が備わったことで、電気の買い方は大きく変わりました。
それは、買電量がものすごく少なくなったということです。
そうすると、気になってしまうのが「基本料金」です。
我が家は基本料金ゼロ円の「JAPAN電力」へ2023年8月分から切り替えました。
我が家の契約プラン以外ではいったいどうなるのか?気になります!
そこで、僕が気になる7社(8プラン)をピックアップして、電力料金の比較を行ってみました。
前提条件
<前提条件>
✔我が家はオール電化のため、60A(6kVA)での契約
✔東京電力管内
✔太陽光発電&蓄電池と相性の良いプランを優先(基本料金ゼロ円、深夜割安)
✔比較のためTEPCO従量電灯B等も記載する
※あくまで筆者調べのため、参考扱いでお願いします。
電力会社、プラン比較表
異なる電力会社のプランを比較することで、自分たちに最も適した選択をすることが重要です。また、高気密高断熱住宅と太陽光発電を最大限に活用するためには、電力会社のプランも見直すことが必要です。
2024年5月は買電量がすごく少ないので、基本料金ゼロが圧倒的に有利となります。
電力料金の支払額レース(月間ランキング)
2024年5月の安さランキング
🥇1位:タダ電…0円
🥈2位:Looopでんき…70円
🥉3位:よかエネEAST電灯…95円
4位:JAPAN電力…807円
5位:シン・エナジー(夜フィット)…1,188円
6位:シン・エナジー(きほん)…1,639円
7位:TEPCO(従量電灯B)…1,924円
8位:九電みらいエナジー…1,930円
2024年5月の買電量は2.22kWhでしたので、基本料金がかからないプランが圧倒的に有利です。
3社(タダ電、Looopでんき、よかエネEAST電灯)が100円以下の料金となりました笑
そして我が家が契約しているJAPAN電力は一律の容量拠出金が響き、807円で4位となりました。
電力料金の支払額レース(年間ランキング)
我が家の契約する「JAPAN電力」は4月の4位から3位への浮上しました。
ここから追い上げて行きたいところですが、Looopでんきが強いですね。
各電力会社の比較検討を行った記事がありますので、よかったら参考にしてみてください。
電力会社の比較は下記のサイトが便利です。
是非ご家庭にあった電力会社を探してみましょう!!
エネチェンジでご家庭に適した電力会社を見つけよう!
まとめ
5月の高気密高断熱住宅での生活は、多くの利点を実感できる月でした。気温の変動が激しい季節でありながら、室内は常に快適な温度が保たれ、エネルギー効率の高さを実感しました。以下に、具体的な数値と共に5月の住宅性能と電気料金について振り返ります。
- 平均温度:24.8(冬季目標:22℃〜24℃)(夏季目標:25℃〜28℃)
- 平均相対湿度:56.2%(目標:40%〜60%)
- 平均絶対湿度:11.2g/kg(目標:7g/kg〜13g/kg)
屋内の平均温度は24.8℃で、最高温度は27.8℃(5月22日)、最低温度は21.7℃(5月10日)でした。高気密高断熱住宅のおかげで、一日の最大温度差は4.0℃と、外気温に比べて安定していました。
- 予測電力使用量:464kWh
- 予測電気料金:18,557円
- 実際の電力使用量:335kWh(予測比72%)
- 実際の買電量:2kWh(前年比0.5%)
- 実際の電気料金:807円(予測比4%)
※2022年9月から家族が増えました!在宅時間は大幅に増加!洗濯等の回数も増加しています。
※2022年11月から電気会社変更(Looopでんき → 九電みらいエナジー)
※2023年1月から子供が沐浴を卒業し、シャワー中心からお風呂中心へシフト
※2023年6月から太陽光発電&蓄電池を運用開始
※2023年8月から電力会社変更(九電みらいエナジー → JAPAN電力)
- 電気使用量は予測に対して100%で予測通り
- 昨年の使用量に対して109%と僅かに増加
- 1m2あたりの電気使用量:3.2kWh/月(335kWh÷106m2)
- 1m2あたりの電気料金:7.6円/月(807円÷106m2)
- 1kWhあたりの電気単価(基本料金含む):403.5円
5月の高気密高断熱住宅における光熱費は、非常に効率的で経済的でした。気密性と断熱性の高さにより、外気温の影響を最小限に抑え、安定した室内環境を保つことができました。その結果、冷暖房の使用頻度も抑えられ、エネルギー消費量が削減されました。
また、実際の電気使用量は予測値を大幅に下回り、電気代は非常に低く抑えられました。特に、買電量がわずか2kWhで済んだことからも、エネルギー効率の高さがうかがえます。これにより、電気代は807円と非常に経済的でした。
総じて、高気密高断熱住宅は光熱費の削減に大きく貢献し、快適な住環境を維持しながら経済的な生活を実現することができました。今後も引き続き、この住宅の性能を最大限に活用し、さらなる省エネとコスト削減を目指していきたいと思います。
- 電力自給率:99.0%
- 太陽光&蓄電池の有無での電気料金差額:10,733円
- 売電電力量:1,188Wh
- 売電収益額:19,002円(売電単価:16円)
- 太陽光&蓄電池の効果額:29,735円(利回り8.4%)
5月のデータから、太陽光発電と蓄電池の導入がもたらす効果は非常に大きいことが分かりました。太陽光発電による発電量は1,571kWh、そのうち1,188kWhを売電し、売電金額は19,002円に達しました。これにより、電力自給率は99.0%と非常に高く、ほぼ電力を買うことなく生活することができました。
さらに、太陽光発電と蓄電池がなければ、電気代は11,540円かかるところでしたが、実際には807円で済んでおり、その差額は10,733円になります。これを設備導入の効果として金額に換算すると、29,735円の節約効果がありました。単月での利回りは8.4%と、非常に高いパフォーマンスを発揮しています。
設備稼働から12ヶ月が経過した現在、効果額を投資運用した場合と導入費用を一括で投資運用した場合を比較すると(運用利回りは7%と仮定)、
・設備導入効果額を運用した場合のリターン:314,596円
・設備導入せずに一括投資した場合のリターン:295,693円
となり、設備導入のリスク(保守・故障・雹害)の割に効果はさほど大きくありません。
2024年5月の安さランキング
🥇1位:タダ電…0円
🥈2位:Looopでんき…70円
🥉3位:よかエネEAST電灯…95円
4位:JAPAN電力…807円
5位:シン・エナジー(夜フィット)…1,188円
6位:シン・エナジー(きほん)…1,639円
7位:TEPCO(従量電灯B)…1,924円
8位:九電みらいエナジー…1,930円
今回のランキングでは、タダ電が見事に0円で1位を獲得しました。LooopでんきとよかエネEAST電灯も非常に低い料金でそれぞれ2位、3位となり、コストパフォーマンスの高さが際立っています。
僕たちが利用しているJAPAN電力は807円で4位にランクイン。高気密高断熱住宅の効果と太陽光発電、蓄電池の組み合わせにより、非常に経済的な結果となりました。
シン・エナジーやTEPCO、九電みらいエナジーといった他のプランも紹介しましたが、電力料金の差が明確に見えてきます。買電量が少ないと、基本料金の有無が明確に効いてきます。
皆さんのご家庭に応じた電力プランを選ぶことがポイントですね。
高気密高断熱住宅は、5月の気温変動にも対応しやすく、快適な室内環境を提供します。また、太陽光発電と蓄電池の効果により、エネルギーコストを大幅に削減できることがわかりました。これから家を建てる方や、省エネ住宅に興味がある方にとって、高気密高断熱住宅は非常に有益な選択肢です。次回もさらに詳しい情報をお届けしますので、ぜひお楽しみに!